KAMIOです。
13日、14日に行われた「えべつ やきもの市」も、お陰様でよい天気の中で終える事が出来ました。
外でのイベントは、やはり天気が一番の心配ごとになります。
このやきもの市がやってくると、やはりある人との出会いを思い出さずにはいられません。
毎年、やきもの市で大物の作品を購入してくれた方ですが、2年前に病気で亡くなられました。
私の練上作品を気に入って頂き、毎年購入してもらっていたので、「今年はこれを持っていこうか?いやあっちかな?」
と、その人を思い浮かべながら、梱包にも力が入りました。
こういう事があって、改めて自分の仕事はお客様あってのものだという事を再認識させられました。
話は変わりますが、ニューヨーク在住のアートディーラーのマービスさんとの出会いは、10年以上前になります。
銀座の「工芸むらた」という所で個展をした事がきっかけになりました。
マービスさんの視点は明確です。
作品にオリジナリティーがあるのかどうかが一番の重要なポイントです。
外国では、アールヌーボーにくくられる波山は評価が低く、加守田章二の評価が非常に高いということがあります。
それと、作品の新たな展開が出来るかどうかが大切です。
陶芸はアートとしての評価なので、作家的な仕事をしないと、日本の国内でいかに有名でも、関心は続かないことになります。
そんなこともあり、私は常に3~4点の作品を同時並行的に追求している。
練上(練り込み)は、形や文様を変えるだけで、色々な問題、課題が出てくる。
3~5年を目途に一つのテーマを、自分のイメージを追求している。
大作は、それに近い大きさで試作をしなければならないので、失敗するとダメージは大きい。うまく行かず、途中で断念することも時々あります。
若い時は、不甲斐ない自分に怒り心頭という感じでしたが、今は、もの作りとはそんなものさ、と余り動じなくなってきました。
もの作りに失敗はつきものなのだから、諦めないで淡々と探求しています。
毎年ニューヨークではアジアウィークが春と秋に開催されます。
今秋それに合わせてのジョン・B・マービスLTDのギャラリーで行われるグループ展「The Eight Winds」に作品を3点展示します。
練上鎬壷“波動”
練上鎬壷“淵”
練上鎬角花生