バルセロナ | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

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陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

MIYUKIです。

2年前に、念願のバルセロナに行ってきました。

テレビでガウディの「サグラダファミリア」などを見て、一度は直に見てみたい、と兼ねてから思っていました。

しかし今回の話題は、ガウディではなく国民性の違いです。

音楽好きの私は、どこかライブハウスに行ってみたいと目論んでいたのですが、どこもかしこもオープンは午前1時くらいから。(観光客相手のショーは別です)

ガイドブックに出ていたお店は殆どこの時間にオープン・・・

え? なんでこんなに遅いの?

結局そんな時間に出かけるのは余りにも無謀と判断し、行くことは無かったけれど、生真面目な日本人である私は、

「ライブに行った人は次の日の仕事は大丈夫なのだろうか??」 と余計な心配をしてしまう。

陽気なスペイン人、いったい何時まで遊んでいるのだろうか?

ひょっとして仕事の始まる時間が、日本よりずっと遅いのだろうか?

という基本的な疑問が湧いてくる。

帰国の日、早朝出発のため、お約束の朝食が準備できないので、その分日本人のガイドさんが来て空港まで送ってくれるというサービスに切り替えられた。

スペイン人と結婚し、現在バルセロナで暮らす若い女性が迎えに来てくれた。

私は今回の旅行の一番の疑問であったその事を聞くいいチャンスがきた。

彼女も最初は、本当に色々な事でビックリすることが沢山あり、最初は戸惑いイライラしたが、今は慣れたと。

「家族そろっての夕食が10時11時ですから、夜中になってから若者はデートが始まるのはざらなので、ライブハウスが午前1時なのは普通です。それにスペインの人の睡眠時間は平均少ないですね~」

矢継ぎ早に私は聞く。

「でも、そんなに遅くまで遊んでいて、仕事は大丈夫ですか?」

彼女は一言、

「疲れたら休んじゃうんです」・・・・・・(え??!!)

「そういう場合、仕事を休む事が結構ありますね」・・・(なんと無責任な!!)

私の心の声を察知したかのように続けます。

「日本の人から見たら考えられませんよね、遊んだ翌日に疲れたから休むなんて・・私もビックリでした。」

また、こうも言っていた。

「仕事を休んだら、日本人である私たちは他の人に迷惑をかけてしまう、という当然の感情がありますが、そもそもそのような感覚が無いように思えます。」

「疲れたから会社に行けない、という自分の今の状況に実に素直に率直に表す。これに何が問題があるのか??という感じです。」

つまり、     陽気  なんです。

日本人にはない   陽気   というものなんです。

でも彼女は弁解するように、

「だからと言って、仕事をしないという訳では無く、なんだかんだ言っても、ちゃんと約束通りの仕事はしますので」

でも最後のその言葉は、私の頭の中の遠くの方でもやっとして、聞こえたような、聞こえなかったような・・そうであって欲しいという期待が幻聴を引き起こしたのか、当惑した私たちの顔を見て、おまけに付け加えたのか・・定かでない。

スペインの財政危機云々等々のニュースを聞くたびに、この時の会話が頭をもたげ、

「なんだかな~・・・」