本当はどうなの?これからのインド(その1) | One of 泡沫書評ブログ

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世の中にいったいいくつの書評ブログがあるのでしょうか。
すでに多くの方が書いているにもかかわらず、なぜ書評を続けるのか。
それは、クダラナイ内容でも、自分の言葉で書くことに意味があると思うからです。

本当はどうなの? これからのインド (中経の文庫)/白水 和憲
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これは純粋に勉強のために買った本。なので、書評ではなく、忘れないように内容のメモをとっておくことにする。

第一章:経済
第二章:ビジネス
第三章:政治
第四章:外交
第五章:社会・文化
第六章:インドのこれから

第一章:
・インド最大の商業都市といえばムンバイ。

・インド国内でいち早くIT産業を集積させたのは以下の3つの都市:
  バンガロール(カルナタカ州)
  チェンナイ(タミル・ナドゥ州)
  ハイデラバード

・2007年3月期のインド・ソフトウェア企業売上ランキング
  1位:1,494億ルピー/タタ・コンサルタンシー・サービス(TCS)
  2位:1,368億ルピー/ウィプロ
  3位:1,315億ルピー/インフォシス・テクノロジーズ
  4位:   629億ルピー/サティヤム・コンピュータ・サービス
  5位:   377億ルピー/HCLテクノロジー
  6位:   275億ルピー/テック・マヒンドラ
 ※1ルピー≒1.62円(2012年2月21日現在の為替レート)

・ベスト10のうち、バンガロールに拠点をもつのはウィプロ、インフォシス、エムファシス、HPグローバルソフトの4社。

・インド工科大学(India Institute of Technology)は米国MITと並んで非常にブランド力のある大学で、競争率40倍とも60倍とも。

・主要4都市(デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ)を結ぶ「黄金の四辺形」

・デリー・ムンバイ間産業大動脈(DMIC)=高速貨物鉄道の敷設、およびその周辺に工業団地、空港、港湾を開発する日印共同プロジェクト(2006年12月に両国で合意)

・タタ、ビルラなどの旧財閥に加え、新興財閥「リライアンス」の台頭(ファウンダー:ディルバイ・H・アンバニ/1932年グジャラート生)。インディラ・ガンディー、ラジブ・ガンディーの強い後押しを受けて成長し、2001年にタタグループを抜いて1位に上り詰めた。しかし創業者ディルバイの死後、二人の息子(兄ムケシュ、弟アニル)が資産分割を巡って争い、グループが分裂。

・盛んにM&Aが行われる。
 ・2006年
  タタ・スチール(鉄鋼)/英蘭鉄鋼大手コーラスグループを買収(127億8000万ドル)
  スズロン・エナジー(風力発電)/ベルギーのEVEホールディングスを買収(5億2580万ドル)
  ドクター・レディス(製薬)/独ベータ・ファーム買収(5700億ドル)※これは多分typo 正しくは5億7000万ドル

 ・2007年
  タタ・スチール(鉄鋼)/ベトナム・スチールの株式65%取得(21億ドル)
  タタ・パワー/インドネシア鉱山会社PTカルティム・プリマ・コール、PTアルティム・インドネシアを買収(11億ドル)
  インディアン・ホテル(タタグループ系)/米カンプトン・プレイス・ホテル買収(6000万ドル)

 ・2008年
  タタ・モーターズ(自動車)/英ランドローバー、ジャガー買収(23億ドル)
  ヒンダルコ・インダストリーズ(アルミ大手)/米ノベリスを買収(57億ドル)
  ユナイテッド・ブリュワーズ(酒造)/ホワイト&マッケイ買収(11億7660万ドル)

・・・とここまで書いて疲れたので、続きは明日以降、分割して上げることにする。たぶん章毎に1エントリになると思う。

どうでもいいが、かれこれ社畜暦○年のわたしにとって、この本の章立ては非常に納得のいくものであると感じた。おそらく学生時代であれば、この本をこのように編集するであろう:

第一章:歴史
第二章:宗教
第三章:社会・文化
第四章:政治
第五章:外交・軍事
第六章:おわりに

生活がかかってると人間って変わるんだなぁ・・・。