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本を買う時に値札を気にするようになったのは最近のことだ。これは「読書家」としてたぶんヤバイ状況だと思う。本業がさえない俸給者なので致し方ない面もあるが、せめてもの矜持として値札くらい気にせず本を読める立場になりたいものだ。
そういうみみっちいことを考えていると、書店に立ち寄ってもつい専門書コーナや新書コーナを避けてしまうようで、平積みされてる文庫本コーナをなんとなくうろついていたら発見したのが本書だ。今回エントリをしたためるにあたり、改めて表紙をまじまじと眺めてみたのだが、じつに恥ずかしいタイトルである。正直書店で手に取った時は値札しか観ておらずタイトルはあんまりよく見てなかった。ということでさっき初めてタイトルに気づいたのだが、そういうこともあるのだな、と。
内容はまあよくある(?)おじさん向けの野球マネジメント本と言えばいいのか。想像するに、おそらく同じような本をあちこちで出しているのではないだろうか。気になったのは、ゴーストライタが書いたのか、それとも本人がワープロしたのかという点だが、たぶん前者であろう(と邪推する)。真偽はどうあれ、忙しい著名人の回顧録は一定の需要があるはずなので、こういう領域こそ、ライタとしての需要があるのではないかと思った次第である。まったくもって的外れな書評であるがw
216ページ/500円/1~2時間といったところか。別にオススメするような本ではないのだが、悔しいのでエントリにまとめてしまった。野球ファンなら買ってみてもいいかもしれない。