タクティクスオウガ 運命の輪 | One of 泡沫書評ブログ

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ここのところまたしても仕事で激務に追われ体調を崩してしまった。昼飯も抜いて一日15時間以上ほとんど休みなく神経をすり減らし、土日も働きながら、たまに夜明けを会社で迎えたりしていれば、体調を崩さない方がおかしい。こういう働き方をしたところで生み出すものはたかが知れているのだが、これ以外の方法がわからない。よく海外の企業文化は素晴らしい、みたいな話を聞くが、本当のところどうなのかぜひとも知りたいものだ。一説によれば、海外では顧客も「お互い様」ということで、理不尽な要求をせず、こうした殺人的なスケジュールにならないのだという。わたしはドメ企業でしか働いたことがないので、これらの風説の真偽のほどはわからないが、これがもし事実だとすれば、万難を排して海外に移住したい…

と、常々思ってはいるのだが、日本にはこのような素晴らしいゲーム文化があるので、なかなか国を棄てる気になれないw ということで今日ご紹介したいのは11月11日に発売される「Tactics Ogre 運命の輪」である。

オッサンには先刻ご承知のように、本作は今から15年前の1995年に、今はなき「Quest」が発表したスーパーファミコン用ソフトのリメイクである。『タクティクスオウガ』は、『伝説のオウガバトル』などをはじめとする、一連の『オウガバトルシリーズ』の中でも最高傑作と名高い作品で、いわゆる「シミュレーションRPG」というジャンルのエポック的なタイトルである。

まあ辞書的な評判はWikipediaでも見ていただくとして、「またリメイクかよ」「またスクエニかよ」と莫迦にせず、もしちょっとでも興味があるなら是非買ってプレイしてみてほしい。オススメする理由は、数多く売れれば『オウガバトルシリーズ』の続編が出るかもしれない、ということもあるが、そもそもこのゲームは掛け値なしに面白いからだ。ただし、やや難易度が高いので、こういうシミュレーションゲーム自体がニガテという人は止めておいた方がいいかも。

ま、社会人として一番貴重な「時間」をドブに捨てる覚悟のある人は…是非。