パンズ・ラビリンス | One of 泡沫書評ブログ

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連れ合いが借りて来たので観た。連れ合いが紹介してくれる作品はだいたい面白いものが多いのだが(「ショーシャンクノ空に」「ソウ」「es」など)、これははずれだった。だが一般に評価は高いようだ。要はわたしに合わなかったということだろう。もしかしたら、ホラーかと思って観ていたのがよくなかったのかもしれない。

多くのレビューアによれば、これはファンタジーだという。しかし、説明されなければわからないのではないか。戦時中らしきことはなんとなくわかるのだが、それ以上の時代背景がよくわからないし、駐屯している軍隊(?)のリアリティがなさ過ぎて感情移入しづらい。いや、これはむしろわたしが軍隊のことをよく知らないからかもしれないので、これは言いすぎた。失礼。

たぶん、ターゲットとしては女性向けなんだと思います。男が観るにはギミックが少なすぎて、萌えない。表現も中途半端で、消化不良を起こしてしまう。そんな作品です。