どうでもいいのだが、ザンゲします | One of 泡沫書評ブログ

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世の中にいったいいくつの書評ブログがあるのでしょうか。
すでに多くの方が書いているにもかかわらず、なぜ書評を続けるのか。
それは、クダラナイ内容でも、自分の言葉で書くことに意味があると思うからです。

かつてこんな記事を書いた。危険運転致死罪が適用されるのかどうかという、福岡の例の事件についてである。


それでもボクはやってない


そのあとホリエモンのブログ池田先生のブログ を読んで、じつに自分が浅はかであったかを痛感するにいたった。どうでもいいのだが、ザンゲしておきます。踊らされて済みませんでした。


「飲酒運転なのだから厳罰で当然」たしかにわたしもそう思っていた。一罰百戒的な、まあ見も蓋もない言い方をすると「見せしめ」である。こういう発想が実に日本的でしっくりくるのだ。これはDNAレベルで刷り込まれているのかな? まあそんなわけで、過去にかなり感情的に書いてしまったことを恥じ入る限りだ。うまく説明できないのだが、この脊髄反射的な厳罰化で飲酒運転による被害が減るとは思えなくなった。コメント欄には過去のわたしのような脊髄反射人間がたくさんいる。厳罰化の根拠は「だって人が死んでるんだよ」くらいで、確かに感情論としては首肯できるが、法運用としてはいささか不安のある意見である。


こういうのも池田先生のいう「一段階の論理 」、ってやつなのか。やっぱり、テレビは見ないに限る。かなり気をつけていても、テレビには相当強力なバイアスがかかっているから、素人は引きずられて馬鹿になる。これを防ぐには、テレビを見ないことが一番手っ取り早い。