みつめてナイト | One of 泡沫書評ブログ

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世の中にいったいいくつの書評ブログがあるのでしょうか。
すでに多くの方が書いているにもかかわらず、なぜ書評を続けるのか。
それは、クダラナイ内容でも、自分の言葉で書くことに意味があると思うからです。

みつめてナイト


最近社会批評みたいたのが多くて泡沫ブログとしてはいささか背伸びしすぎの感がある。やはり泡沫ブログはアダルト、アニメ、漫画とか、そういうしょうもないネタを進んで取り上げるべきだww


「みつめてナイト」についてはいつか書こうと思っていたが、なんとなく延び延びになってしまっていた。今回改めて書こうとおもってリンクを調べてみたが、もうファンサイトもあらかたなくなってしまっていた。古すぎて、アマゾンのアフィリエイト検索でも画像が出てこないが、そんな悲しさはどこかに追いやって、いい年こいたオッサンが性懲りもなくギャルゲに熱い思いを語ってみたい。


このゲームは「ときめきメモリアル」で「ギャルゲ」というジャンルを開拓したかつてのコナミコンピュータエンターテインメント東京(KCET)が、その次回作(?)として世に送り出したキラーソフトだ。その力の入れ具合は声優陣の豪華さをみてもすぐにわかる。と言っても今やあまり見ない人も多いが、国府田マリ子、今井由香、桑島法子、岩男潤子、長沢美樹、皆口裕子、冬馬由美、西村ちなみ、それに井上喜久子さんだ。今もなお一線で活躍されている方も多いが、70年代生まれなら「なるほど」と思えるような布陣だろう。当然わたしは根谷美智子さんが一押しなのに変わりはない。


いまなら釘宮里恵、能登麻美子、水樹奈々、平野綾とかなのかなぁ。といっても最近出た「ラブプラス 」でも皆口さんが出てるあたり、こういうジャンルの購買者の層は変わってないのかもしれないw


話がそれたが、このゲームはいわゆるギャルゲで、女の子と出会ってひたすら自分に対する好意を上げていくというものだが、同時に主人公は「東洋から来た傭兵」ということで、西洋の一国家であるドルファン王国で戦争稼業に精を出すというよくわからない展開も同時進行する。たんに女の子と仲好くすることだけが目的ではないというところが新しかった。


女の子との出会いも少々入り組んでおり、複数の女の子と同時に仲好くしすぎると他の女の子から不興を買ってしまい本命とダメになったり、逆にある女の子を攻略しようとすると、同時に出会わなければならない女の子が居たり(AのハッピーエンドのためにはBとのイベントを発生させないとフラグが立たない)、果ては女の子が死んじゃったりと、相当イカしたストーリが満載である。


また作中の細かい年中行事にも細かい設定がされており、丁寧に作りこまれていることがよくわかる。よほど大金を投じたのだろう。こうした細部に神は宿るのだが、残念ながらセールス的には日の目を見なかったようだ。だが、こうした緻密な作りが幸いしたのか、今でも熱心なファンが多く残っているようだ。


ちなみに続編として「みつめてナイト大冒険R」というのもあるらしいが、これはやったことがないのでよくわからないw