日本経済新聞の一面コラムで「らき☆すた」が取り上げられる | One of 泡沫書評ブログ

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少し古い話になるが、今年1月5日の日経新聞コラム「春秋」で、「らき☆すた」のことが取り上げられていた。保存の意味も兼ねて、まずはここに全文を引用してみたい。



『先週末、初詣での客でにぎわう埼玉県の鷲宮神社に足を運んだ。日本武尊ともゆかりの深い関東最古の神社。そんな公式の由緒より、若い人には、女子高生四人組のほのぼのとした日常を描いた人気アニメ「らき☆すた」の舞台と言ったほうが通りがよかろう。


同名のマンガを原作とするテレビ番組の放映が二年前。四人組の二人がこの神社の娘という設定からファンが訪れ始め、昨年の初詣で客は前年の二倍を超す三十万人に。地元ではアニメをあしらった酒やせんべいも発売。今年も参拝客の列は商店街を長く延び、正月限定販売の関連商品には「売り切れ」の文字が並ぶ。


神の門前でアニメとはとまゆをひそめる向きもあろう。しかし日本の自社は昔から庶民が娯楽に興じ、ストレスを発散させ、悩みや苦しみを和らげる観光と消費の場でもあった(安藤優一郎「観光都市江戸の誕生」)。屋台に茶店、見せ物の小屋。アニメ愛好家が増えればそれを採り入れるのはごく自然な流れだ。


英語や中国語、ハングルで作品への思いをつづった絵馬も目立つ。地元への経済効果は一億円を超すという。アニメなんてと考えていれば人も富も町を素通りしたはず。きょう仕事始めの会社も多い。頭を柔らかく、心を広く。ビジネスの種は無限にある。国の景気対策を待つより早道かも。』



まさかの日経新聞「春秋」だが、ここまで真面目にらき☆すたを取り上げる日が来ようとは・・・しかも、タイトルの「らき☆すた」の「☆」についても忘れずにちゃんとつけているというのがすごい。コラムニストとしてのプライド(?)がそうさせているのだろうか。


いちおうGoogleで検索してみたが、さすが、ネットの中のひとは仕事が早い。

Googleで「らき☆すた 日本経済新聞」を検索

ということで、これ以上語る意味はなさそう。残りはGoogle先生に聞いてみたほうがいいだろう。