五右衛門風呂!そしてボランティアへの意気込み | ネパールの手帖

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平成22年6月から2年間、ネパールでソーシャルワーカーをしてきました。「ネパール日和」から「東京日和」へ。東京の空の下、ネパールで感じたことを思い出して記していきます。

同期のシニアボランティア、Iさんの家に遊びに行ってきました。
彼はJOCV(青年海外協力隊)経験もある淡水魚の専門家。

この5か月で、すでにネパールで初めての種類の完全養殖の稚魚ふ化(?)に成功していました。

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シニアボランティアは、安全面から、割といい家やホテル(とはいっても、普通のホテルです。日本のビジネスホテルより少し下くらい)にお住まいなのですが、イマンジの家は養殖場の中にある家でした。

安全面は養殖場の警備員がいるのでばっちりです。
しかし、トラが出るそうです。おうちはトタン屋根。シャワーはトイレにシャワーが付いているだけ、もちろんお湯も出ません。キッチンは養殖に使っているため、ありません。食事は近所の家で食べているそうです。飲み水もポットに入れてもらって生活しているとのこと。携帯の電波もほとんどなく、ネット環境もありません。

しかし、彼にはスゴイ能力が!!!!

まず!五右衛門風呂を作っちゃいました!!

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しかも、下からの熱だけでなく煙を使って周りからも温めるドーナツ構造!
日本でも何度か作ったことがあるそうで、失敗に失敗を重ねた集大成のような完璧な作り!これから白に塗られるのでガウディ建築のような五右衛門風呂です。

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水不足のネパールとはいえ、水は山の湧水なのでご安心を。ザバーーっと溢れた水は畑に流れて行く仕組みなのでご安心を。

山から落ち葉や薪を拾ってきて

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久々のお風呂。気持ちよかった~!「うわーーー」と叫んでしまいました。

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同期ナビン君の天にも昇る笑顔↓

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そして、ゲストルームを作っていました。壁をセメントで塗るところから・・・。

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そして、
「遊びに来たんじゃないんだぞ!2年しかないんだ。有効に使わなきゃ。寝ている暇ももったいない!」

ボランティアに対する強い想い。私もやってやろう!という気持ちになりました。力強い同期にいい影響を受けつつ、ボランティア活動を頑張ろうと気を引き締めた一日でした。