今日は、ネパールの法事に参加してきました。
というのも、
私がネパールに向かう日の朝、駒ヶ根でお世話になっていた先生、S氏のお父さんが亡くなりました。
ネパールに早く向かいたいS氏、でも飛行機のチケットが取れなくて向かえない。。。
でも、私はネパール行きのチケットを持っていて・・・
このチケットあげたい!!!
ネパールの遠さを実感しました。
なにかあった時、間に合わないってこともあるんだ。
そのリスクもわかっているつもりだったけど。
仏教徒の法事。
日本で言う、初七日。
本当は葬儀に参加したかったけど、語学の授業があったので、残念。
説法はネワール語で行われました。ネパール語とは全く違うので、さっぱりわかりませんでしたが、お祈りの時に皆で持った糸を手に巻いてもらう時はネパール語で話してくれました。良くないことが起きないように、起きたとしても、それが去るように。というようなこと・・・。
終わってからネワール語で話されていたことをS氏に説明してもらいました。
小乗仏教の教え
人間は悪いことをしてしまう生き物で、それゆえ、生きることのルール(嘘をつかないとか、浮気はしないとか、盗まないとか・・・)を決めて、守っていくことで災難や、リスクから身を守る。
葬儀についても、
“泣く”という表面的なことではなく、亡くなった人が自分にどのように影響しているか、それを噛みしめ考え、そして自分の人生を生きていくのだということ。と理解しました。
自分の宗教を理解していないということは、場所によっては、
「私は信じるものがありません。」=信じるものがない。=怖いものがない=テロリストと同じ
ということになる。
色々な宗教を理解して、受け止められる人になることも2年間の目標に入れました。
帰り途、
世界遺産のダルバール広場を案内してもらいました。
長崎の軍艦島をも想わせる、密集した住居。
でも、そこには家族を守るため、家族が楽しむための構造が随所に見てとれ、
ネパール人の家族観を想像しながらの観光。
シヴァ神のこと、
エロティシズムな絵画のこと、
1970年代のヒッピーのこと、
色々な話を聞きながら。
学生時代に読んだ本たちを思いだしたりして・・・
普通に観光したのでは考えきれないことも、ビスターレィ(ゆっくり)ビスターレィ考えられる機会を与えられたことに感謝。
そして、ネパールにいることに運命を感じている今日この頃。
今宵は満月。
「月明かりで勉強」することも納得できるほどに明るく、月夜で本が読めました。
日本では月食があったそうですが、ネパールでは不吉とされていると聞きました。
邪馬台国の頃、日本でも闇が明けるために踊ったりしたのを考えると、同じ。
あぁ、図書館行きたい・・・。


