聡side
今までに感じたことのない、不安や焦りがごちゃまぜになって、大きな塊として心を支配すると同時に、激しいめまい、吐き気、息苦しさがカラダを襲う。
死んでしまう…このままでは…
スタジオの廊下で踞る僕を、最初に見つけてくれたのは、ケンティだったね
衣装のまま、マネージャーが運転する車ですぐに病院へ
そこで下された診断は…
「突発性パニック障害」
えっ？なにそれ？
それが僕の第一印象。
医師からは、長期的な休養が必要と言われ
頭の中がぐちゃぐちゃで…
直ぐには受け入れられなかった
泣いてる僕をケンティがぎゅっと抱き締めてくれて
「今はやすめ。そしていつか、今よりももっとずっと、大きくなって帰ってこい」
ってそう言ってくれたね。
そして僕は迎えに来てくれたパパの車で静岡に帰った
マリや風磨君、勝利にサヨナラも言えずに
次の日の歌番組
元気のない4人がテレビに写ったのを見て、僕は…
Sexy Zoneを辞めなきゃって思ったんだ。
僕は居ちゃだめなんだって。
大好きな4人を悲しませてしまったから…
-続く
