マリウスside
僕は聡ちゃんが話す横で画用紙を持ちながら、あの日の事を思い出していた。
風磨君、勝利、僕
3人で控室にいたら
憔悴しきった健人君が入ってきて
「今から、カラクリのフォーメーション変えるから」って言ったの。
?んっ?
何?
訳がわからない僕たちは
健人君の顔をしばらく見つめていたら、風磨君が
「松島に何かあったのか?」と
健人君にたずねたんだ。
涙ながらに経緯を話す健人君…
嫌だ!嫌だ!
聡ちゃんがいなくなるって…
そんな…
そこで僕は
「じゃさ、番組終わったら、みんなで聡ちゃんに会いにいこ?
そうしよーよ。きっと聡ちゃん僕たちの顔見れば、元気になると思うの」
僕は真面目に言ったつもりだったけど、机を強く叩いた風磨君に叱られた。
「俺たちの存在がかえって松島にプレッシャー与えてしまうだろ?
ただでさえも休むって、かなりのプレッシャーだと思うし…
マリウス…キモチはわかるけど、今は松島とは距離置かなきゃならねぇんだ。。
悔しいけどな…
今は4人でSexy Zoneとファンを全力で守らなきゃ
松島の"居場所"を守っていかなきゃならないんじゃないのかな?」
それから一年ちょっと
僕たちは聡ちゃんと連絡も取らず、会いにも行かず、がむしゃらに活動を継続することになった。
-続く