デイケアの利用者さんに97歳の
おじいちゃんがいる。

認知症ではあるのですが、
身体機能はまあまあいいんてすよね。

少し前に左大腿骨の頸部骨折を
しました。手術を担当した医師は、
これは、まだ若めの高齢者が
折るところだとビックリしたらしい。
しかも、人工関節を入れて、間も無く、
独歩で歩け出したから驚く。

で、このおじいちゃんから、ある事を
学んだ。それは首の強さだ。
仰臥位で寝ていると、ヒョイと頭を
持ち上げて、自分の足元を見る癖が
あるんですね。頭頸部の屈曲筋群が
強い証拠です。

恐らく、頸長筋から大腰筋に連なる
ディープフロントラインが強いのでは
無いかと思うのです。

他にも90歳のおじいちゃんが、なかなか
首が強いお方がいまして、中々凄い。

高齢者の運動療法の優先順位として、
頸部筋群のトレーニングから
するのも良いかもしれないと思案中。

要する赤ちゃんと同じでまず
首の座りのよくすることから
始めたらいいんじゃないかと
いうことです。