トミヨ編⑪ の続き。
トミヨ若魚 巣立ち後154日目 全長約5㎝
群れ
ほぼ成魚になりました。
5ヶ月余りで5cm到達とはゼゼラ並みの成長速度です。
最初から広い容器で育てればもっと速く成長するかもしれません。
非繁殖期の成魚は一時的に群れますね。
2~3匹だとデスマッチになるので、ケンカ防止に10数匹で群れさせておく。
巣立ち後235日目
2月頃になり室内の水温が15℃前後で安定してくると、
メスの卵巣が発達してきた
巣立ち後265日目
完成しました。
見た目は海水魚に近い。
トミヨ汽水型というのもいますしね。
親世代と並べて比較してみました。
トミヨ1世と2世の比較
大きい方が1世 6㎝前後です。
野生では2年魚はいませんでした。
貧栄養環境では産卵、育児後、衰弱死していると思われます。
飼育下では産卵後と育児中も目の前にアカムシ落として栄養補給したせいか、繁殖行動後に死ぬ個体はあまりいませんでした。
飼育下では産卵後1歳で死ぬ個体もいれば、2歳まで生きて再び産卵する個体もいました。
餌を十分に与えれば長くて2歳半は生きます。
寿命は1年~2年ですね。
そして巣立ちから1年が経ち・・・
大人になったトミヨは巣作りを始めた
巣に戻ってきて
カメラを威嚇
卵の盗難防止のため巣の周辺に仕切りを作ると、オスの婚姻色が薄くなりました。
いつ敵が襲ってくるか分からない緊張状態だと真っ黒になるようですね。
3世も無事生まれ育ってきた
各世代を比較してみた。
トミヨ1世
トミヨ2世
トミヨ1世と2世の比較
トミヨ2世と3世の比較
トミヨ1世と3世の比較
トミヨ3世代比較
一緒くたにするとお互い餌か攻撃対象になります。
面白くも哀しい魚、それがトゲウオ道。
全12回の長丁場にお付き合い頂きありがとうございました。
おしまい。。。
参謀長の飼育日記(トミヨ編 ③ トゲウオの攻撃性について考える)