トミヨ編①の続き。
トミヨ編第2回です。
今回はトミヨの体色について見ていきましょう。
図鑑や他のサイトは大抵婚姻色の出たオスか、縞模様の出た状態を載せています。
上記の2パターン体色になるのはもちろん本当の事ですが、それ以外の体色も存在する事を写真で見ていきましょう。
まず、
色の出ていない状態
飼育下では大体この体色です。
季節とか水温、水質に関係なくこの色。
群れ
発情期以外はあまり喧嘩しない。
そしてよく紹介されている体色がこれ。
模様の出た状態
たまに模様出てるな~くらいの頻度です。
強いて言えば喧嘩している時に若干模様出る傾向が……ほとんど誤差の範囲でしか出ない(笑)
次、一番メジャーな体色。
オスの婚姻色
全身真っ黒になります。
この状態になると、縄張り意識が強くなり雌雄問わず追い払います。
相手が縄張りから出て行かない時は、お互い噛みつき攻撃。
これが頻繁に起こると傷口から水カビ病になって死ぬので要注意!!
※ちなみにトゲウオの場合、メチレンブルーやマラカイトグリーンを投与しても、治療が間に合わない。
治癒より水カビ進行の方が早く、尾鰭からエラまでカビに侵されて死ぬ。
ついでに発情期のメス
メスもそこそこ黒くなる。
この日か翌日に産卵。
オス婚姻色よりメスのこの発色の方が珍しく、滅多に見る機会はない。
観察していると日々の体調や精神状態で体色を微妙に変化させる様子。
他の日淡や熱帯魚でもケンカに勝ったオスは婚姻色バリバリで負けた方は色抜けますからね。
アクアリストの方々ならよくご存じでしょう。
次回は攻撃性について見ていきます。
トミヨ編③へ続く。
参謀長の飼育日記(トミヨ編 ③ トゲウオの攻撃性について考える)