トミヨの卵~寿命までを追った飼育記録です。

 

 

今回のシリーズは全12回と長いため、4分程度の動画にまとめました。

 

 

 

トミヨの一生 (Pngitius sinensis)

 

 

 

 

 

では飼育記事はここから。

 

 

気温と共に水温も下がってきましたね。

 

 

春に採集したトミヨ淡水型

 

 

いつか纏めた形で飼育日記にしようと思っていました。

時間が掛かりそうなので不定期公開することに。

 

まあ、時勢もありますしね。

 

 

飼育に関しては、


「暑い、汚い、飢え、他種混泳、喧嘩」

 

を避ければよい。


この中から1つ妥協する毎に死亡率が上がる。

 

基本ですね。
慣れてきたら基本を外して応用でいく。

 

まず、個体ごとの写真を撮ってみました。

 

 

全長約4-5cm

 

 

 

 

オスかメスかよく分からん……オスも腹張ってるし。

婚姻色出るか卵持つかしないと、判別が難しい。


その辺の分かりにくさはオヤニラミと同じ。

 

 

●飼育環境


(水槽) ランチュウ用水槽  縦29㎝×横60㎝×高さ23㎝

 

(魚)   トミヨ 3匹(発情期か否かで収容数は変わる)


(ろ過) 水作エイトM

 

(底砂) 津軽砂を全体に厚さ1-2cmで敷く


(照明) コトブキ フラット30とクリップライトを併用 

      1日7-9時間点灯


(水温) 夏場はエアコン28℃設定  

      冷却ファン併用で最高25℃程度に抑える


(換水) 7日-10日に1回 2分の一


pH)     7前後

 

GHKH) 3-4


(餌) 冷凍アカムシ

    1匹当たり1日4分の1ブロック程度 

    時々養殖したミナミヌマエビを与える


(水草) マツモ等を1束5-6本にして、数ヶ所に植える

     (トミヨ同士の視界を遮るように植えると良い)

 


※注意事項

餌切れには弱い。
粉餌に馴らそうと絶食期間設けたりすると、数日で餓死する恐れあり。
全ての個体に餌が行き渡るよう、餌は数ヶ所にばら撒く。

 

最初は活餌(気難しい個体は特定の活餌)にしか興味を示さない場合がある。

稚エビ、ヨコエビ、ミズムシ、活イトメ、活アカムシのどれかにはほぼ反応するので、反応した活餌から冷凍餌へとシフトしていくとよい。

活餌は水の清浄な場所から調達するのが吉。

 


トゲウオは一見静止しているかに見えますが、細かい動きをします。
撮影してみると分かります。

意外とブレる(笑)
微妙に動き続けるせいか、燃費の悪い魚。

 

水温については種と個体群によって耐久度が違う。

うちのは25℃になると、動きが鈍くなりました。

 

水質は水道水を簡易測定しただけ。

水にはあまりうるさくない。

中性中硬度ですね。

 

 

飼育風景

 

 

喧嘩防止に水草でお互いの視界を遮っておく。

これ大事!!

 

かといって、水草ジャングル状態にすると水が淀む。

この微妙な匙加減。

 

 

飛び出し防止に園芸用ネットでフタ

 

 

体の構造上、飛ばないだろうが念のため。

 

 

 

冷却ファンを使う

 

 

買ってから一度も使っていなかった。。。

この日のためにとっていたのかもしれない(笑)

これで-3℃の効果。

 


今回はこのくらいにしときましょう。

 

 

トミヨ編②へ続く。

 

 

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ① 基本飼育)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ② 体色の変化を追う)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ③ トゲウオの攻撃性について考える)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ④ オスの攻撃性を抑える)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ⑤ オスの巣作り)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ⑥ 巣と縄張り争い)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ⑦ 産卵)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ⑧ オスのファンニング)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ⑨ 稚魚の巣立ち)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ⑩ 稚魚の育成)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ⑪ 幼魚の育成)

 

参謀長の飼育日記(トミヨ編 ⑫ 若魚から成魚へ)

 

 

 

 


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