トミヨ編⑨ の続き。
稚魚編です。
水草の陰に潜んでいる稚魚をプリンカップですくって回収
巣立った稚魚は全長5mm
(稚魚育成環境)
●60㎝水槽付属のサテライトL、産卵用ネットL
●エアレーション
●底に細かい砂を薄く敷く
●水温 20℃~23℃
●換水 7日~10日に1回 2分の一
●餌
ブラインシュリンプ幼生を1日2~3回
稚魚の腹が膨れる程度に与える
●稚魚の隠れ場所にマツモを入れる
※最初からブライン幼生の給餌可能。
※体長1㎝前後の時期はとても餌切れに弱い。
1日1回の給餌では餓死するので、1日2~3回活ブラインを与える。
※水温はおよそ15℃~23℃の範囲なら問題ない。
※トミヨは「水温15℃でないと生きられない」ではなく「水温15℃~22℃で繁殖する」が正確。
トミヨ稚魚 巣立ち後6日目 全長5mm
縞模様はわりと早い段階で出てきます。
小さい内は群れる
稚魚期の初期と冬場の成魚は緩く群れます。
巣立ち後12日目 全長7mm
少し魚らしくなりました。
巣立ち後16日目
眼つきが鋭くなりましたw
ブラインシュリンプを食べた個体
お腹がオレンジ色に染まっていますね。
巣立ち後22日目 全長1㎝
この頃になると群れの形成が緩くなってきます。
同時に強い個体が現れ縄張りを主張するようになる。
強い個体
体が黒ずみ、他の個体を追い払う。
弱い個体
色が抜ける。
淘汰の時期ですね。
野生では縄張りから弾き出された稚魚は餓死か他の個体に食われて死んでいるでしょう。
巣立った数十匹の内、縄張りを守れる数匹が生き残ります。
飼育下では弱者救済するため、もっと数は残ります。
あまり救済すると容量オーバーするので注意。
トミヨ編⑪ へ続く。
参謀長の飼育日記(トミヨ編 ③ トゲウオの攻撃性について考える)