『任せない』という決断 | S-CRAFT®新原オフィシャルブログ「住み心地」の追求

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久しぶりに まとまった雨が降っている千葉。

空気中の汚れが流れているのが解る空気感を感じます。

 

 

 

 

今、自分では解消できない多くの悩みに直面し

常日頃、悶々といた時間を送っている気がします。

 

 

 

 

 

工事中の現場に行けば、職人さんの仕事の粗が目に入り

それを指摘しても改善できない

 

何度言ってもそれが伝わらない

 

 

 

 

『なんで?』と思うことばかりで、イライラも募るばかり。

自分が発注をしたお客様だったとしたら、それはダメだと思うはずなのに

 

 

 

それで良いと思っているレベルの低さ。

 

『いちいち言わないと解らないの?』というストレスと

それを言っても伝わらないストレス。

 

 

 

 

 

スタッフにも同じよう『なんで?どうして?』と悩むことが多い。

言っても伝わらない部分、その溝をどうやって埋めていくべきか・・

 

 

 

仕事量が増えると、そういった問題点が今まで以上に目に付くようになった。

 

 

 

 

 

 

僕は、経営者としては向いていない。

 

人を動かす力が足りないのだ。

 

 

 

 

 

 

独立した頃、社長は社長らしく居ないとダメだと思い

回りに厳しく、一切の感情を捨て向き合っていた時期がある。

 

 

『何を考えているのか解らない』

 

よく言われたコトバ。

それでいいと思っていたけど、自分の気持ちを閉じ込め続けるうち

自分自身、、

 

 

 

 

 

毎日、何も面白いと思えることがなくなってしまった。

 

それでもそれは仕方ないと思っていたし、起業するってそういうもんだと思った。

 

 

 

 

しばらくして、いろんなストレスから食事を採ることもストレスになって

食事が嫌いになった時期もある。

 

だから毎食、ヨーグルトだけ食べて過ごしてた。

ありきたりだが、スポーツジムに通いストレスを発散させているつもりでもいた。

 

 

ジムに通う = ジムに行かないといけないというストレスから

結局、ジムも辞めた。

 

 

 

 

 

『経営者は孤独』

 

 

 

厳しくすればするほど、人が離れていき

まさに裸の大様状態になった。

 

 

 

 

それから神社に行くようになって、唯一、、

自分の気持ちを落ち着かせることが出来る

 

『弱い部分を再認識する場』として、神社巡りがスタート

実は、今でもそれは変わらない。

 

 

 

 

 

『お客様のためにも・・』という想いはいつか

自分が追い求める自分の理想に変わっていたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

全てを変えたい

 

それは自分の自意識も変えたいという願望。

 

そして法人成りして、イチからスタートした。

スタッフも増え、いつの間にかストレスを忘れるくらい忙しい日々に追われている。

 

 

 

 

スタッフが増えれば当然、『任せる』という配慮が必要になってくる。

自分では補えない部分を人に任せることで、自分ができることに集中する。

 

 

現場もそう。

任せきりにしては問題も起きてくるので、それは監理する必要がある。

 

 

 

そうやって任せることが出来るようになったんだなと感じていたが

結局、、

 

任せっきりにしておくと現場でも他でも問題が生じるという現実に直面。

 

 

 

 

 

 

個人でやっていた頃、『にいはら工務店』は個人のブランドでしかなかった。

全てが自分の管理下で動いていたことで、問題が生じても解決は出来ていた。

 

 

 

 

今、スタッフが背負う看板となり、僕があった事のないお客様も増えてきている。

当たり前だけど、会社組織とはそうなるべき。理想に近づいている・・

 

 

 

 

 

昨日、現場にいって細かな部分を見回しながら

職人さんの仕事のダメ出しが山のように見つかった。

 

 

 

仮に、自分がお客様の立場なら『これはダメでしょ』というレベルだ。

だから職人をまとめる業者の社長に話をして、なにがどうダメなのか?をいちいち説明する。

 

 

 

 

まさに、これと同じことをスタッフにも言っている自分がいて

『自分が求める部分が細かすぎるのか?』

 

『なんでこんな事をしているのか?』

 

 

 

 

『結局、任せることが出来ないのか?』という結論に至ってしまう。

それでも、嫌われるの覚悟でいちいち言うようにしていると

 

自分の性格が嫌になる時もある。

 

 

 

 

 

 

それでもやっぱり、言うのが僕の仕事。

嫌われようが何だろうが、問題があれば改善するのが仕事なのだ。