家の外壁って、正直ほとんどの人が後回しにします。
間取り、キッチン、床材、照明、外構
だいたい、、このあたりで力尽きるんですよね。
そ
れで最後に外壁を選ぶ。
でも、家を建てて10年、15年、20年経った時に、じわじわ効いてくるのは外壁です。
塗り替え×シーリング×足場
つまり、メンテナンス費用
放っておくと、雨漏りリスク、海沿いなら塩害、雪国なら凍害。
このあたりが、あとからクッッッソ重くのしかかってきます。
はい
今日は、僕たちが進めているShell-WALL施工認定店制度について書きます。
これは単なる外壁材の販売ではありません。
僕の中では、これからの地域工務店に必要な「外壁リフォームの新しい武器」だと思っています。
しかも、かなり本気で!
なぜShell-WALL®を始めたのか?
改めまして、僕は千葉県大網白里市の海沿いで工務店をやっています。
海沿いなので、外壁の劣化は本当に早いです。
塩害もある、風も強い、日差しも強い、強烈な台風も来る。
住宅って、建てた瞬間が完成じゃないんですよね。
むしろ、住み始めてからが本番です。
なのに、外壁はどうしても「新築時の見た目」で選ばれがち・・
もちろん見た目も大事。
でも、10年後にまた足場をかけて塗装
15年後にまたシーリング
20年後にまた大きなメンテナンス・・
これ、住宅ローンを払っている人にとってはかなり重いです。
しかも今は、住宅価格そのものが上がっています。
建物価格が上がっている
資材も上がっている
人件費も上がっている
設備も上がっている
給料は上がっていない・・
それなのに、将来のメンテナンス費用まで当然のように乗ってくる。
いや、きついですよね!
家を建てる人もきついわけです。
ついでに言えば、リフォームを提案する工務店もきつい
だから僕は、外壁の考え方を変えた方がいいと思いました。
塗り替える前提の外壁ではなく、なるべく塗り替えない外壁へ。
これがShell-WALLの出発点です。
Shell-WALL®は何なのか?
Shell-WALL®は、樹脂サイディングを使った外壁カバー工法の施工ブランド
樹脂サイディングは、アメリカやカナダではかなり一般的に使われている外壁材
しかし!日本ではまだ、知名度が高いとは言えません
というか、ほとんどの人が知りません。
これが逆にチャンスだと思っています。
樹脂サイディングの特徴は、ざっくり言うと、塗装メンテナンスを前提にしない外壁材です。
色褪せにも強い、サビない、腐食しにくい、軽い
シーリングに依存しにくい。
オープンジョイント工法で通気も取りやすい。
もちろん万能ではありません
施工方法を間違えれば不具合は起きます。
納まりを理解していないと、見た目も性能も落ちます。
既存外壁との相性、下地、役物、開口部の処理も重要
だから、ただ材料を売ればいいとは思っていません。
ここが大事
Shell-WALLは®、材料販売ではなく施工ブランドとして広げる必要がある
僕はそう考えています。
先月の出来事、
FAXDMを1万件送って、反応ゼロでした
ここ、ちゃんと書いておきます。
Shell-WALL施工認定店制度を広げるために、業者に依頼してFAXDMを約1万件送りました。
結果は、反応ゼロ
ゼロです。
気持ちいいくらいゼロ
いや、気持ちよくはないですが、、
普通にへこみます
1万件送って反応ゼロって、なかなかですよ。
自分で企画して、自分で進めて、自分で「これはいける」と思ってやって、
結果ゼロ・・・終わってる。
でも、ここで分かったことがありました。
工務店に向けて「外壁材あります」「施工認定店募集しています」と言っても、伝わらないんです。
なぜなら?
相手は毎日忙しいから、当社だってそうだし
現場がある、見積がある、打合せがある、職人段取りがある
クレーム対応もある、資材の納期確認もある
そこにFAXで「新しい外壁材どうですか」と送られても、そりゃ動かないです。
皆さんも今ここまで読んでますよね?
多分、こう思っているはずです。
「いや、それはそうだろ」と・・
はい
僕も今ならそう思います。
でもその時は、意外といけると思ってたんですよ
こういうところが経営者の怖いところでね
それで、次にTikTokでショート動画を出しました。
Shell-WALL®の話を、難しい施工説明ではなく、危機感から伝える形にしました。
外壁塗装だけで本当にいいのか?
塩害地域の外壁リフォームはどう考えるべきか?
30年先まで考えた外壁提案が必要ではないか?
こういう切り口です
そうしたら、問い合わせが来ました
お金かけてやったFAXDM1万件でゼロ。
ショート動画3本で問い合わせ
数字だけ見ると、笑うしかないですね
いや、笑ってる場合じゃないんですけど
でも、これでかなりはっきりしましたよ。
今の時代、売り込みではなく、問題提起が先だとね!
「施工認定店になりませんか」では弱いってことを。
それよりも、
外壁リフォーム市場は変わる!
塗装だけでは解決できない現場がある!
長期メンテナンスを考える生活者が増える!
その時に、地域工務店が提案できる選択肢を持っているか?
この文脈で伝えないと届かないんです。
Shell-WALL®施工認定店制度でやりたいこと
Shell-WALL施工認定店制度は、全国の工務店やリフォーム会社に、
樹脂サイディングの正しい施工と提案を広げるための制度です。
ただ加盟店を増やしたいだけではありません
むしろ、何でもかんでも増やすつもりはありません
外壁カバー工法は、施工品質が本当に大事です。
張ればいい、留めればいい、見た目が揃えばいい・・
そういう話ではないです。
外壁は、雨仕舞い、通気、下地、開口部、出隅、入隅、役物、納まりの集合体
ここを雑にすると、後で必ず問題になります。
だからShell-WALLでは
施工マニュアル、動画教材、発注方法、施工ルールを整備し
オンラインで学べる仕組みを作っています、いや作りました!
オンライン教材を見てもらう、施工内容を理解してもらう、そして
オンライン試験を受けてもらう!
合格基準は80点!!
その後、必要に応じて地区ごとの実地研修につなげる
こういう流れです。
最初から全国を一気に動かすのではなく、理解してくれる施工店と一緒に、少しずつ増やしていく
いつになく地味です。
でも、この地味な仕組みを作らないと、ブランドとして長く残らないと思っています。
なぜ今、外壁リフォームなのか?
今、住宅業界はかなり厳しいです。
新築は価格が上がりすぎています、異常値ですよね。
結果、大きな家を建てられる人は限られてきています。
資材供給もまだまだ不安定
地域によっては、なかなか物件が前に進まないこともあります。
これは僕たちS-CRAFTグループでも実感しています。
住宅事業をやっていると、机上の理屈では済まないことが多い。
資材が入らない、価格が変わる、納期が読めない
お客様への説明が難しくなる・・
本当に胃が痛いです。
胃薬を住宅ローンに組み込みたいくらいです。
ただ、こういう時代だからこそ、新築だけに依存しない事業が必要になります。
地域工務店が持つべきなのは、新築商品だけではありません。本当に!
小さな平屋
小屋キットTINY
外壁リフォーム
コンパクト住宅
メンテナンス提案
既存顧客への再提案
こういう複数の入口が必要です、必要なんですよ!
Shell-WALL®は、その中でも外壁リフォームの入口になります。
特に、塩害地域、寒冷地、メンテナンス費用に不安を持つお客様、
外壁塗装を繰り返したくないお客様には、かなり相性が良いと思っています。
きっぱり言っておきますが、塗装会社と戦うつもりはないです。
ここは誤解されやすいので、先に言っておきますね
Shell-WALL®は、塗装を否定するためのものではありません。
外壁塗装には外壁塗装の役割があります。
まだ下地がしっかりしていて、塗装で十分なケースもあります。
コストを抑えたい場合もあります。
既存外壁の状態によっては、塗装が最適なこともあります。
だから、塗装を全部やめて樹脂サイディングにしましょう!という話ではありません。
そんな単純な話なら、僕もこんなに悩んでいません。
Shell-WALL®が必要なのは、塗装だけでは解決しにくい現場の問題・・
何度も塗り替えを繰り返している、シーリングの劣化が早い、塩害で傷みやすい
外壁のメンテナンス費用を抑えたい
長く住む家だから、外壁の考え方を変えたい
こういうお客様に対して、工務店が提案できる選択肢を増やす。
それがShell-WALL®です。
施工認定店に求めること
Shell-WALL®施工認定店に求めるのは、営業力だけではありません
むしろ、最初に必要なのは理解。
なぜ樹脂サイディングなのか?どんな現場に向いているのか?
どんな現場には慎重になるべきなのか?
どう施工すべきなのか?
何をお客様に伝えるべきなのか?
外壁リフォームは、売って終わりではありません
施工して終わりでもありません
その家に住む人の、これからの20年、30年に関わる仕事です。
だからこそ、地域に根ざした工務店やリフォーム会社と組みたいと思っています。
一発の売上ではなく、地域の住宅メンテナンスを長く支える会社と一緒に広げたい。
きれいごとっぽく聞こえるかもしれませんが・・
でも、住宅業界って本来そういう仕事だと思うんですよね。
ということで
初期募集は、あえて絞ります!
Shell-WALL®施工認定店制度は、初期募集として最初の10社に絞って進めます。
通常の加盟登録料は20万円税別、研修認定費は8万円税別で考えています。
ただし、初期の10社については、登録料10万円税別でスタートする形にしました。
これは安売りしたいからではありません。
初期段階で一緒に制度を育ててくれる会社と組みたいからです。
マニュアルも、動画も、発注フローも、施工体制も、
これから現場を通してさらに磨いていく必要があります。
最初から完成されたFCパッケージのように見せることもできますが
でも、それはたぶん違うんですよね。
Shell-WALLは®、これから広がる余地のある施工ブランドです。
だから初期メンバーには、ただ受け取る側ではなく、
一緒に市場を作る側に立ってほしいと思っています。
ここは正直に言います、まだ完璧ではありません。
でも、可能性はかなりあると思っています。
小さな市場に見えるものほど、先に入った人が強い
樹脂サイディングは、日本ではまだ大きな市場ではありません。
検索数も多くない、認知度も高くない
一般の人が「樹脂サイディングにしたいです」と言って来るケースも、まだ多くありません。
だから、多くの会社は様子を見ます。
もう少し市場が大きくなったら。
もう少し認知されてから。
もう少し事例が増えてから。
気持ちは分かりますが、でも、その頃には遅いんです。
これは小屋キットTINYでも、S-CRAFTでも同じです。
YouTubeだってそうでした。
市場が完全に見えてから入ると、もうみんな見えています。
つまり、競争になります。
まだ分かりにくい時に入る、まだ説明が必要な時に入る。
まだ検索されていない時に、発信しておく!
まだ一般化していない時に、施工事例を作っておく。
これが先行者利益です。
派手ではありません。
すぐに爆発するわけでもありません。
最初は地味です。
でも、住宅業界の変化って、いつもじわじわ来ます
気づいた時には、もう市場が変わっている・・
その時に、すでに発信し、施工を覚え、地域で認知を取り始めている会社は強いです。
僕たちがやりたいのは、そこです。
最後に
住宅価格が上がり、新築市場が厳しくなり、
住まいのメンテナンス費用にも不安が広がる中で、
地域工務店が新しい外壁リフォームの選択肢を持つための取り組みです。
外壁塗装だけではない。
窯業系サイディングの張り替えだけでもない。
金属サイディングだけでもない。
樹脂サイディングという選択肢を、地域の工務店が正しく提案できるようにする。
それがShell-WALL®です。
FAXDM1万件で反応ゼロだった僕が言うのもなんですが、
これは本当に広がる可能性があると思っています。
むしろ、あの失敗があったから、今は分かります。
売り込みでは届かない、でも、問題提起なら届く。
施工品質と提案力があれば、外壁リフォームの選択肢は変えられる。
これからShell-WALL施工認定店制度を、少しずつ本格的に広げていきます。
最初の10社
一緒に外壁リフォームの新しい市場を作っていける地域工務店、リフォーム会社とつながりたいです。



