少し前に、京都府木津川市にある「蟹満寺(かにまんじ)」に行ってきました!
※外出の際は「新しい旅のエチケット」を参考に、感染リスクを避けてお出かけください
こちらのお寺は、今昔物語に登場する「鶴の恩返し」ならぬ「蟹の恩返し」の伝承で有名なお寺です。
「蟹の恩返し」について簡単に触れておきます。
昔々、観音様を厚く信仰する農家の父娘がおり、ある日、村人が蟹を捕まえて食べようとしていたのを、可哀想だと娘が買い取って逃してあげたそうです。
またある日、父が田んぼで蛇に食べられそうになっている蛙を見かけて、助ける為に蛇に「娘を嫁にやるから蛙を助けて欲しい」とうっかり言ってしまいました。
その夜、立派な男性の姿をした蛇が約束通り娘を貰いに家を訪ねますが、父が「3日待ってくれ」と懇願し、蛇は一度引き下がります。
3日目、父娘は蛇が家に入れないように板を家の周りに打ち付けて、娘を連れて行かないで欲しいと中で祈っていました。
蛇は、話が違うと大蛇になって怒り出しました。
家の周りで暴れ狂っている大蛇が急に静かになったので外に出てみると、蟹のハサミで切り裂かれた蛇と無数の蟹の亡骸が転がっていました。
その時の蟹と蛇の葬り塚を作り、その上に観音堂を建てたのが「蟹満寺」と伝承されています。
お寺の家紋である寺紋は「蟹牡丹」!
境内には、いたるところに蟹に関する彫刻が沢山ありました!
もちろんお守りも蟹!
毎年4月18日には「蟹の恩返し」の縁起にちなんで「蟹供養放生会(かにくようほうじょうえ)」が行われているそうです。
全ての生き物に生命がある事を想い、私も丁重にお参りさせて頂きました!
みなさんも、機会があれば是非行ってみてください!
技術 伊藤
高圧電力の基本料金の削減なら
ネオ・コーポレーション ACCサイト