年輪福祉ホームスタッフブログ

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ご訪問頂きありがとうございます。年輪福祉ホームです。日々の出来事や当法人の情報を発信しております。ぜひご覧ください。

こんにちは、ねんりんくんにっこりです。
しばらく更新ができずご無沙汰しております。
スミマセン魂が抜ける

さていつもの注意書きから。
この記事は、あくまで年輪福祉ホームの入所施設における、ねんりんくんにっこりの主観によるものですので、その点はご容赦ください。

今回のお題は「認知症を攻略する」です。

①認知症を解く
入所されている利用者様のほとんどが認知症を患っています。
認知症の症状は十人十色。程度も変わるため、1人1人対応の仕方が変わっていきます。
ひどい物忘れがある、時間や場所が全然わからない、理解や判断ができない。突然機嫌が悪くなったり、汚物を汚物だと思えなくなったり、理由もわからず歩き続けてしまったり、などなど。
このまま書き続けても枚挙に暇がないですが、こういった症状が複雑に絡み合って発現します。
利用者様本人からしてみれば、これほど不安で不快で恐ろしいことはないと思います。

では、認知症の方々の生活を支える私たちは、症状に困ったときにどのように対応したらいいのでしょうか。
対応というのはつまり、安心感を与えたり、納得してもらったり、要求を満たす方法を考えることです。
認知症の方の多くは、穏やかで安心できている状態でいると、困った行動を軽減できることが多いんです。
この解決に導く(もしくは緩和する)プロセスは、言い方は悪いかもしれませんがちょっとしたゲーム感覚に近いです。

何をしてあげると喜んだり笑うのか。

食事はどうやって召し上がるのか。

好みの食べ物は?
機嫌が悪くなるのはどんな場面? 

どんな生活パターンを送っているの? 

生活に対する意欲はあるの?
 

相手は生身の人ですので、途方もない量の情報を集めなければいけませんが、見て、聴いて、話して、ふれあい、その人を知ることで、対応のコツを掴んでいきます。これはもちろん物品や設備などの環境面も含めて考えています。
失礼な話かもしれませんが、なんだかゲームを解いていくみたいでしょう? 
試行錯誤をして自分たちの対応がうまくいくと、不思議な達成感や喜びを感じるようになります。


②介護士の「嘘も方便」
嘘は良くない、という一般基準は無視することになりますが、

介護士は利用者様にたーくさんの嘘をつきます。
もう正直いって毎日が嘘まみれです驚き
嘘のない日は1日としてあらず! 明日には明日の嘘をつく!物申す

でもこれは決して利用者様を貶めるためではなくて、

安心して過ごしてもらうためなのです。

物忘れのある方は本当の話をしても簡単には納得されませんし、覚えてもいられません。
だから、できるだけその人が安心できるワードを選んで嘘をつくわけです。

頭ではなく心に訴えかける、といったところでしょうか。
まあ、すべてうまくいくわけではなく、どうしても納得してもらえないこともあります。
こちらがイライラしてきてしまうことだって当然あります。

そんな時は仲間にバトンタッチ。
どんなワードが通用するかは、時と場所、本人の機嫌の具合などにもよるので、決して1人で対応しようとせず、どんどん人の手を借りていきます。これが可能なのが施設というものです。
職員の嘘のつき方にも個性があって、聞いてると勉強になることもあります。

聞いたことがあるなかで一番好きな嘘は、
ごはんを食べてくれない方に対して

それ私が一生懸命作ったんだよ。食べて欲しいな」ですかね。
ある意味泣き落としなんですが、すごく愛情あふれた嘘だと思います。情にもろい利用者様って多いので、成功率も高いほうなんじゃないかと。
あとは、帰宅願望が強く出てしまった方に対して

今、台風が来てるから危ないですよ。台風が過ぎればいい天気になるから帰りやすくなりますよ」と、実際の天候に沿ったものや時事ネタを含めた嘘も大好きです。

さて今日も優しい嘘がつけますようにオエー


③仲間との情報共有を楽しむ
先に書いたように、利用者様1人1人の対応を考えて工夫を凝らしていくわけですが、どんなに努力をしても対応が難しいと感じる利用者様はいらっしゃいます。
介護士もやっぱり1人の人間ですから、うまく事が進まなければ苛立ちもしますしストレスも感じます。
そういうケースの場合、どう対抗していくかといえば、職員一丸となって情報を共有し、協力体制をとるしかありません。
職員同士で話し合い、対応方法の糸口を模索したり、苦労話を共有することが大切になってきます。
そうすることで不思議と心は晴れ、引き続き粘り強く対応していくことができます。

従来型の部署では、難しいケースの場合、ひもときシートを使ったワークショップ(グループ学習)を開催しています。
ひもときシートとは簡単に説明すると、
利用者様の生活背景や行動心理といった情報を、様々な視点から一度整理して、適切なケアを模索するツールです。
要は、ご本人の気持ちをよく知って、少しでも安心して生活できるようにするために我々はどうしましょう? という相談会です。
興味がある方はちゃんと調べてみてくださいね。

という難しい話は建前で、実際には職員同士でワイワイと和気あいあいにあ~でもないこ~でもないと相談しております。
やっぱり皆、利用者様のためにも自分たちのためにも何とかしてやりたいという意識を持っているので、こういう場を設けると参考になる意見がザクザク出てきます。
そして何よりも、日頃なかなか集合できない勤務体制のなか、皆で集まって1つのテーマを話し合うというのが楽しくもあります。
施設介護はチームワークが肝心。
幸い年輪福祉ホームは良いチーム体制ができていると思います。

 

ワークショップの風景。

ちなみに従来型の部署は男性職員が多いんです。

少しむさくるしいですけどね凝視


ハイ、久々に更新したところで、

過去最長文になってしまいました。
ここまでお読みくださった方、ありがとうございます。
ねんりんくんにっこりの介護士の魅力シリーズ、

あと1回くらい書きたいものがありますので、引き続きお付き合いいただけると幸いです。


ではまた次回ですニコニコ