こんにちは、ねんりんくんです。
突然ですが、皆さん琵琶湖(びわこ)はご存じですよね。
そうです、日本一大きな湖です
利用者様のなかにお一人、この琵琶湖がすごく好き(?)な方がいます。
情報を聞き出した職員によると、ご本人は何か理由があって琵琶湖によく訪れていたらしいのです。
よほど琵琶湖に良い思い出があるのでしょうね
以前は少し対応が難しい方で、気分の浮き沈みが激しく、介助拒否や食事拒否などもよく表れていた方です。
ところが、いつの日からか「琵琶湖」というキーワードを使うことで、面白いように素直に話を聞いてくださるようになりました。(100%効果があるわけではありませんが)
最初に聞きだした職員がコミュニケーションに活用しはじめたのですが、いつの間にか職員全体に浸透していたのには驚きました。
ねんりんくんも、いつからこの「琵琶湖」を意識して使い始めたのか全然覚えていません。
こういう情報が出回るとうちの職員は非常に狡猾です
お風呂に誘導するときは「琵琶湖温泉に行きましょう」
食事になれば「琵琶湖定食ができましたよ」
お薬は「栄養満点の琵琶湖エキスです」
なんていいながら、とにかくなんでも琵琶湖に結びつけて介助・誘導を成功させていきます。
一見、ふざけているように思えますが、これは職員なりに大真面目な作戦なのです。
ご本人も楽しそうに話に乗ってくれていたので、これはこれで1つの正解かなと思います。
これはファインプレー!
ちなみに、
琵琶湖以外の湖には全然興味がないようで、中禅寺湖だとか芦ノ湖とか言ってもまったく興味を持ってくれませんでした
最近では少しご本人様の状態が変わってきており、琵琶湖に頼らなくても大丈夫なことが増えましたが、そうなるとちょっと寂しく思う職員一同でした。