異音研究4/スイフトスポーツ、車内清掃 | カタツムリどらいぶ~スズキ・スイフトスポーツ(ZC32S) 長距離通勤奮闘記~

日産で床下コートを施工してもらった帰り道、気のせいかいつも以上にガタガタ音が半減した。

昔、スカイラインでも似たような症状が起こった時、ショック周りをきれいにすれば収まることを聞いたっけ。

そこで次の日に職場の近くの洗車場で試してみた。

もう数年、この洗車場は使用していないが、あの時より200円も高くなって700円、しかも時間は10分30秒。

「この中途半端な時間は何だ?」とは思いながら、足回りをじっくりきれいにしてみた。

とくにショックの付け根、床下コートをやってもらった時、きれいにしてもらったはずだが、念のため。

時間目いっぱい使って下回り全般をきれいにした。

しばらく走ってみると、確かに異音は収まったような…。

 

ところが、ちょっと凹凸のある道路を走った途端、異音が再発。

帰宅するまで鳴りやまない始末。

あ~、700円が無駄になった。

しかし、この異音は今までのと明らかに違った。

助手席側のフロントガラスとダッシュの隙間からはっきり聞こえてくる。

試しにグローブボックスの上をぎゅっと、走りながらで危険であったが、ガラス側に押し付けてみると、音が緩和される。

ひょっとしたら…と思い、帰宅してみんカラで調べてみた。

どうやらダッシュの素材に関係するようで、3代目スイフトのダッシュは気温が下がると柔軟性がなくなり、異音が発生しやすくなるようだ。

それに対し、こんなものを使っていることがわかった。

それ程高くもないので、翌日すぐに近場の自動後退で購入。

事前にエーモンのサイトで調べたところ、どうやらダッシュとガラスの隙間にかなり押し込まないといけない。

指ではとても無理そうだったので、長さがあって押し込みやすそうなこれも購入。

作業としては隙間にモールを押し込むだけだが、これがけっこう大変。

切れっぱしで申し訳ないが、モールはこんな形をしている。

画像では手前の波を打っている面をダッシュ側にする。

思ったより厚みがある。

これを皺が寄らないように、内張り剥がしの先で少しずつ確実に押し込んでいく。

外からもダッシュ側からも見えないくらいに。

途中、皺が気になるが、根気よく確実に順に押し込めばそれも消える。

地道な作業で、けっこう手間がかかる。

ダッシュの奥なので、変な姿勢で作業をしなくてはならず、腰が痛い。

20分以上かかってやっと付けられた。

画像は一応完成したところ。

ほとんど見えないが、赤丸で囲ったところがモールの埋め込み箇所。

また場所によってはこれ以上押し込めないところもあり、凸凹感がある。

外からも撮りたかったが、いろいろなものが映りこんで肝心のモールが全然わからない。

折を見て押し込めば、もう少しきれいになりそう。

内張り剥がしは似たようなものを持っていたが、太くて短かったので併せて購入して大正解。

モールを押しながらの作業はマイナスのドライバーの先をテーピングしたものでもなんとかなりそう。

しかしモールを押し損ねた時、内装に傷がついてしまうからやめたほうがいいかもしれない。

取り付け終わったところで、テストドライブ。

敢えて凹凸のある道路を選んで走ってみた。

一応、異音はおさまっているような…。

その後、車内清掃を行い、終了後にエンジンが比較的温まっている状態でもう一度走ってみた。

今までの経験上、この状態の時に異音が激しい。

たまたまなのかどうなのかわからないが、異音は聞こえかった。

しかしまだ安心はできない。

ウチのスイフトの異音は1カ所だけのものではなく、複数箇所からの異音が混じり合っているように思える。

たとえこれが収まっても、他からの異音が収まる保証はない。

休み明けの出勤時に引き続き注意して観察してみたい。

 

それにしても、このモールはいろいろな車種でけっこう取り付けられている。

昔、と言ってもほんの20年くらい前だが、これに似たようなものは取り付けられていて当たり前だったような…。

この手のものが売れるということは、今の車がいかに見えないところで手を抜かれているということが証明されたようなものだ。

取るに足らない自分の車の異音からすると、神戸製鋼の件も日産やスバルの検査も起こるべくして起こったことなんだろうとしみじみ思う。

「モノづくり大国」なんて言葉はいつの時代の話だ?