ちゃりこの言葉を刻み、明確な目標を持って…… | 学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

いじめにあって不登校になり、父とホームスクーリングですごした女の子、ちゃりこが日本各地を自転車で旅をして、たくさんの人たちとふれあい、成長していった記録。腐りきった学校、卑怯な教師、そんなものは捨て去ってもいい。人の優しさ、親切、は学校の外側に必ずある。

日曜日。

朝食を食べてすぐに、ちゃりこは勤務地へと戻っていった。

最寄り駅まで一緒に歩いていき、駅の外側からホームを覗いて、

「がんばるよ」と私が言うと、

「信じてるよ」とちゃりこが応えてくれた。

 

明日から再入院する私。

高額医療費を入院、通院のダブルでぼったくられて、ひどい看護士に点滴針で蜂の巣にされるわけだが、ただ生きているだけでは意味がない。

しっかりと目標を設定して、ちゃりこにも話した。

目標に向かって、士気を高めて生きていく。

その目標に向かって闘病し、目標を達成することについて、ちゃりこは「信じてるよ」と言ってくれたわけだ。

 

午後は、高橋三千綱の「少年期『九月の空』その後」を読み始めた。

図書館にも行って、高橋三千綱の初期作品を検索してみたけれど、区内の図書館には所蔵されているものが少ないみたいで、二冊だけ借りてきた。

あとは、田中慎弥を一冊。

入院先でまた、大量の読書をすることになるだろう。

 

明確な目標を持って達成するために生きているということを、明日からしっかりと主治医に話して説明し、ただ生きていればそれで良しとは思っていないことを、しっかり伝えないといけないな……

 

命を賭してでも、達成すべく努力しなければならないことがある。

それは素敵なことだろう……

 

「信じてるよ」の、ちゃりこの言葉も、深く心に刻んで……