帰省したちゃりこと充実の一日 | 学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

いじめにあって不登校になり、父とホームスクーリングですごした女の子、ちゃりこが日本各地を自転車で旅をして、たくさんの人たちとふれあい、成長していった記録。腐りきった学校、卑怯な教師、そんなものは捨て去ってもいい。人の優しさ、親切、は学校の外側に必ずある。

昨日の夜行高速バスに乗って帰ってきたちゃりこ。

朝の6時半にカギを開けて帰ってきた。

そのまま私も起きて、二人でパン食の朝食。

私は現在は禁じられている、はちみつトーストをちゃりこに奨めた。

病気になる前には、毎日私も食べていたのになあ。

その後、二時間ほど仮眠を取らせて、9時半過ぎに起きたちゃりこと二人、近場サイクリングに出かけた。

まだ紫陽花咲いているかなあ、と思って、出井の泉公園へ。

盛りの時期だと狭い公園内の崖沿いに色とりどり、多種の紫陽花でいっぱいになるのだけれど、ほとんど紫陽花の花は終わってしまっていた。

タチアオイだけが、きれいに花を開いていた。

続いて、見次公園へ。

池周りのメタセコイア、シダレヤナギが元気な緑色を靡かせている。

そして、今年はカモの赤ちゃんが遅かったようで、まだコガモが細く幼い姿で親ガモに付いて回って甲高い声を上げていた。

ラッキーだったな。

紫陽花も残っていたし。

中山道に出て、薬師の泉庭園へ。

入院前に来たときには、藤の花やヤエヤマブキが全盛期だったのに、ぼぼ二ヶ月、季節を飛ばしてしまった感じだ。

次は浮間公園へ。

私の大好きな、アオギリ、カツラ並木。

紫陽花も残っていた。

メタセコイアがここ数年、元気がなくなってきているのが気になる。

荒川の土手上を上って走り、河川敷に下りて走り、岩淵水門まで。

赤い旧門、青い新門まで進んで、土手から下りて、赤羽方面へ。

清水坂公園の花壇で、ミニヒマワリの黄色い花とクリーム色の花のコントラストがかわいかった。

12時半に帰宅。

手早く焼きそばを作って食べる。

余裕があったのと、曇り空がどんどん晴れ上がってきたので、午後もサイクリングへ。

今度は、中野区の哲学堂公園のみ、一本勝負。

1時50分出発で、山手通り、目白通り、中野通りで2時半に到着。

こちらの巨大メタセコイア二本は元気。

池周りでおやつを食べて、園内お散歩は約30分。

ほとんど私のリハビリのためのサイクリングになってしまったけれど、帰途に着く。

3時50分に帰宅してから、二人で七夕の短冊わや書いた。

昨年の分が、毎年使い回している擬笹に着いていたので外して、ちゃりこと二人、眺める。

私一人で6枚、“今年も自転車旅行、走れますように”とか“ちゃりこの周りに小さな幸せがあふれますように”とか“本の出版が上手くいきますように”なんてのがあったけれど、“ちゃりこも私もケガや病気になりませんように”というのには……

気を取り直して書いた今年の三枚ずつの短冊には、“病気がよくなりますように”と、各々が一枚ずつ。

擬笹を飾ってから、次はお料理へ。

二人で作る、ハンバーグ。

下ごしらえは私だけれど、形を作って小麦粉に浸してくれるのはちゃりこ。

ちゃりこの幼い頃からの変わらぬ二人の役割分担。

火にかけて最後にちゃりこの大好きなチーズを載せれば出来上がり。

一時退院中、適当な炒めものばかり食べていた私も、今日は張り切って作った。

 

サイクリング、短冊作り、ハンバーグ作り。

 

以前、一緒に暮らしていたときには当たり前だった日常のことをできるのが、こんなに幸せで、こんなに充実感を味わえることだなんて……

 

病気を心配して帰ってきてくれたちゃりこに、改めて感謝だなあ……

 

ありがとう、ちゃりこ……