一時退院の実質二日目。
今日は朝から雨。時折、降っていないくらいの細い雨。
延び放題の髪の毛、切りたくて10時前に床屋さんへ向かった。
上り坂もある道のりを、ギアなしのママちゃりでどうかなあ、というのも試したかったし。
980円カットのこのお店、顔見知りの理容師さんもいるが、いつも待ち時間が長く、朝イチで行っても、だいたいお昼過ぎの整理券をもらって出直してくることになる。
はたして今日は……
上り坂は大丈夫だったけれど、なんと、日曜日定休日だった……
あれ? 以前もそうだったかな?
仕方ない、いろいろ街中で用足しをしようと、薬局、百均ショップ、スーパー、図書館、八百屋さん、お菓子やさん等を回った。
東京では有名な、アーケードのある大山ハッピーロード商店街が、だいぶ解体が進んでしまっていた。
いくら反対運動を住民がしたところで、三井不動産だの三菱地所だの、中国資本だのと癒着ズブズブの小池百合子みたいな政治家がいれば、有無を言わさず破壊の限りを尽くして自分たちの懐を暖める……
リニア新幹線も、沖縄辺野古基地も、神宮外苑イチョウ伐採も、同じ構図だからな。
哀れな国だよ……
本当に、哀れな国だよ……
インバウンドなんかにへいこらしやがって、誇りの欠片もない、哀れな国だよ……
区立図書館で、読書通帳、という催しをやっていて、20冊の本を読み終えて通帳に記入すると、栞だのブックカバーがもらえるということだったので、入院中に23冊も読了した私、記入した通帳を持っていった。
紙にいろいろな図柄がプリントされただけのブックカバーだったけれど、朝顔の柄のものをもらってきた。
いちばん家から近い、氷川図書館。
ちゃりこが幼少の頃から、小学校不登校時代も含め、いろいろお世話になった図書館。
女性の館長さんは、隣接した公園で私たち父娘がホームスクーリングの一貫として体育の授業をやっていたことまで知っていて、見守ってくれた人だ。
私たちの記事が新聞に載る度に、気づいてくれたし、今回の書籍発行後もいち早く買ってくれたらしい。
そんな、いろいろ人たちに支えられながら、育ったちゃりこは今は街を離れて活躍している。
街に残った私は、病と闘っている。
もうひと踏ん張りしないと……
午後はまた、男子日本代表バスケットボールチームのオーストラリア戦の中継を観た。
お気に入りの音楽を聴いて、もらったブックカバーを着けてお気に入りの読書をして、軽めのお料理をして、入浴、洗濯して……
世の中から搾取する悪党どもに比べれば、読書通帳やブックカバーによろこべれば、上出来な人生だよ(笑)