初入院の最終日、手紙、読書で次の闘いへ…… | 学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

いじめにあって不登校になり、父とホームスクーリングですごした女の子、ちゃりこが日本各地を自転車で旅をして、たくさんの人たちとふれあい、成長していった記録。腐りきった学校、卑怯な教師、そんなものは捨て去ってもいい。人の優しさ、親切、は学校の外側に必ずある。

5月14日に緊急入院した今の病院。

ちゃりこ父にとっては、初めての入院であった。

入院して、23日目か……

 

明日の午前中に、別の病院に転院することになっている。

こちらの病院では私の病に関しての新しい治療法はできないので、次の病院へ移る。

 

振り返ってみても、中身の濃い三週間だった。

入院二日目の夜勤でバカ騒ぎしていた看護士を怒鳴りつけ、三日目の夜勤でも虐待まがいの対応をしていた看護士を怒鳴りつけ……

看護士長やら看護部長まで引っ張り出して、自分たちの状態に不満を持っていた看護士さんたちの証言まで集めて……

なんとか全うな対応をさせるように体勢を整えさせ……

自分はいったい何のために入院したのか、眠れない日々の初期……

落ち着いてきてから、同室の患者さんたちにたくさん声をかけるうちに、相手からも話かけられるようになり、どんどん笑いをとって、リラックスできる病室の雰囲気を作り……

看護士さんやドクター、栄養士さんから掃除のおじさんたちにまで、笑いをとったり、すべったり……

 

腎臓機能低下から、根源の血液の病気が判明、骨が薄くなっていて、輸血しても輸血しても、赤血球や血小板の値は低くなってしまい……

 

それでも、退院していった同室患者さんに「楽しかったよ」と言ってもらえたり……

自分たち看護士集団に呆れていた看護士さんたちから「ありがとう」と言ってもらえたり……

 

今日も、筋トレ、回診を受けたときには、ドクター二人に感謝の手紙を渡し、シャワーを浴びてから、午後は血小板の輸血。

栄養士さんから転院後、在宅に戻ってからの食生活のアドバイスを受け、こちらからは、「工夫して制限があるのに美味しいご飯をありがとう」て言うと、「そんなこと言ってくれるの、ちゃりこ父さんだけですよ」と言ってくれた。

明日は朝早く出ていくので、前日会計を済ませ、残りの時間は、読書と、主だった人たちに手紙を書いて渡した。

隣の脳外科の看護士長へ、私の同室の患者さん二人へ、私の科の看護士さん五人へ、私の科の看護士全体へ。

 

心を整える読書は、小川洋子の「口笛の上手な白雪姫」から同じく小川洋子のこちらはエッセイで「カラーひよことコーヒー豆」

小川洋子さんにも、入院中はお世話になったなあ(笑)

全て、再読、もしくは三回目以上の読了になったけれど、頼りになる作家だな……

 

明日、転院へ……

 

次、本格的な闘いが始まる……