書籍販売前の最終段階調整 | 学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

いじめにあって不登校になり、父とホームスクーリングですごした女の子、ちゃりこが日本各地を自転車で旅をして、たくさんの人たちとふれあい、成長していった記録。腐りきった学校、卑怯な教師、そんなものは捨て去ってもいい。人の優しさ、親切、は学校の外側に必ずある。

作成してきた私の書籍、市場販売開始は、2月19日、となっている。

アマゾンやら楽天やらなんやかやでは、予約受付中になっているみたいで、アマゾンでは表紙カバーデザインもアップされていた。

最終校正は、昨年末に終えていたけれど、何しろ、能登半島を舞台とした物語。

元日の震災……

出版自体も迷ったりもした……

物語に登場する恩人の方の安否さえ確認できず、悲しく、怖く、苦しい日々となった。

でも、思ったのは、自分自身も、いつ命が尽きてしまうか、わからない。

生きているあいだに、この物語を形にして残す必要がある、能登半島で出会った人たちや能登半島の美しい風景に対しての感謝の気持ちを、形にして残すべきだ、そう思って原稿を書き始めた頃の自分に立ち帰ってみた。

一点の曇りもない感謝の気持ち……

一点の曇りもなく能登半島をだいすきになった気持ち……

もちろん、震災が起きて、たくさんの能登半島のみなさんが被災された現在、書籍刊行が偶然とはいえ時期が重なってしまったことで、気持ちに曇りは生まれている……

 

震災以前、能登半島、という言葉を耳にしただけでウルウルしていた私は、うれしくてウルウルしていたわけだけれど、震災以降は、違う気持ちからのウルウルになってしまっている……

 

連絡をとり続けてきた恩人だけでなく、道端ですれ違いざまに励ましてくれただけの現地の人たち等の姿も描いた物語。

もし、出来上がった書籍を偶然そんな方が目にして、読んでくれたらうれしいな、あのときの父娘じゃないか、なんて思い出してくれたらうれしいな、なんて思いながら作ってきた書籍……

 

現在、読書どころではないだろうけれど、ゆっくりと、少しずつ、回復、復興していってもらって、生活が落ち着いてきたときに、能登半島に救われ能登半島に成長させてもらい能登半島をだいすきになった余所者の父娘の感謝の想いを、読んでいただければ、うれしい。

 

恩人の方の無事が確認できて、販売前の最終調整へ。

出版社の新刊書籍案内、書店の注文用のもの。

こちらにも、被災された方々へのお見舞い文を加えた。

書籍本文の前にも、お見舞い文を加えてもらった。

出版社からのプレスリリース資料にも、やっぱりお見舞い文と、改めての能登半島への想いを加えてもらった。

 

私のところに届くのは、2月初旬。

販売開始は、2月19日。

一点の曇りもないよろこびにはならなかったけれど、

一点の曇りもない能登半島への想い……

 

どうか、能登半島の人たちに、届いてくれますように……