そんなこんなで、やっと死海に着いたのは夕方の4時をまわっていました。
当時、私は肌の状態がよくなかったため、小さい傷があっても激しみの死海に入るのは自殺行為と判断し、
はなから見学組の予定だったのですが、仮に肌に問題がなく、入れたとしても、こんなに日が暮れてからではきっと躊躇したと思います。
気温が18℃程度しかないのに、筋肉がなく低体温のアジア人女性には到底無理な条件。
それでも、このツアーのハイライト、というか多くの人にとってイスラエルに来たなら、死海に入らずに帰れるか
ということなんでしょう、ご高齢の中国人ツアー参加者も果敢にも死海に飛び込んでいました。
ビーチの脇に積まれている泥がミネラルクレイパックとのことだったんですが、正直ヘドロにしか見えませんでした。
そのぬかるみに足をとられながら皆嬉しそうにそのヘドロを体に塗っては、ぬるいシャワー(滝行みたい)で流して、
死海へと進んでいきます。
ミコラ君の感想によると、浮力が強いせいで海中を歩くのがすでに難しいらしく、浮く姿勢が一番楽なんだそうです。
海水はとても暖かくて、肌にハリが出て大きなエネルギーを感じるとのこと。やはり、他にはない不思議な経験だそうです。
興味がある方には、前日に豆料理を大量に食べないことと、早めに死海に到着するツアーに参加することを
おススメさせていただきます。
死海での海水浴も終え、朝6時半に出発したツアーでしたが、帰ってきたのは19時と、観光客にとっては身動きが取れなかった
シャバッドの日を有効活用することができました。
パチパチパチ(テンション低めの拍手)
夕食はテルアビブのおしゃれストリートで食べようというミコラ君の提案で、賑わっていそうなお店に飛び込みで入り、
カウンター席を確保することができました。
バーテンのお姉さんにお勧めを聞くと、
「メニューのアペタイザーから順を追ってお勧めを持ってくるから、お腹いっぱいになったらストップをかけてね」
という提案を受けたので、まずは一本ワインを取って乾杯!
カウンターからはオープンキッチンでシェフ達が楽しそうに働く姿も見えて、それもこのお店の雰囲気づくりに一役買っています。
うん、いい席に座れました。
料理はコリアンダーやスパイスがピリッと効いた多国籍風です。
ニンジンのラぺ(オリエンタル風)から始まり、オープンサンドやタルタル、グリルドサラダ等野菜とシーフードを中心にしたもので、
お腹に未消化の豆が残る私の口にもおいしくいただけました。
最後にデザートをシェアして二人で9000円くらいだったのかな。
ミコラ君がごちそうしてくれました。
ひぃ、長い一日をやっと終えました。
わぁ、今年も残すとこあと1日なんだなぁ。
続きます。