人とうまく付き合うための4つの鍵。 | yogini nemu のブログ。

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インド古来のヨガの智慧を
お伝えしてゆきます✨

お伺いする悩みの多くに、
「人間関係」があります。
 
家族との人間関係、
パートナーとの人間関係、
友だちとの人間関係、
仕事での人間関係など。
 
自分の価値観が正しくて、
ほかの人にも自分と同じ価値観であってほしい、と
近い間柄であればあるほど思ってしまいがちですが
世の中に、自分と似ている価値観の人はいても、
「まったく同じ」という人はいません。
 
共通点・共感できる点が多い人もいれば、
まったくと言っていいほど相容れない人もいるし、
ある時期お互い共鳴しあい、共に過ごしても、
お互いが成長してゆく過程で価値観が異なってゆき
(もしくは実は異なっていたということに気づき)
離れていくケースもあり。
 
それは、
ごく自然ななりゆきとも言えます。
 
食べ物や、服の好みが
子どものときと大人になってからとでは違うように
自分の在り方や、どういう人と一緒にいたいのかも
自分自身の成長と共に、変わってゆきます。
 
また、職場環境などで、
どうしても自分と意見の合わない人と
多くの時間を共に過ごさなければならなく、
ストレスを抱えている方も多いことでしょう。
 
 
きょうはヨーガスートラ
第1章 第33節をご紹介したいと思います。
 
世の中には4つのタイプの人がいて、
そのそれぞれのタイプの人との
付き合い方について書かれており、
ヨーガを学ぶ人以外にも、非常に役立つ考えです。
 
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YOGA SUTRAS 1-33
maitrī karuṇā mudito pekṣāṇāṁ
sukha duḥkha puṇya āpuṇya viṣayāṇāṁ
bhāvanā taścitta prasādanam
मैत्रीकरुणामुदितोपेक्षाणां
सुखदुःखपुण्यापुण्यविषयाणां
भावनातश्चित्तप्रसादनम्॥३३॥

 

 

他の幸福を喜び 不幸を憐れみ 
他の有徳を欣び 不徳を捨てる
このような態度を培うことによって
心の乱れなき静澄を保つ。

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4つのタイプの人とは。
SUKHA ... 幸福な人
DUHKHA ... 不幸な人
PUNYA ... 有徳の人
APUNYA ... 不徳の人
 
そしてその付き合い方とは。
 
SUKHA 幸福な人 には…
友愛を。妬んだり嫉妬したりせず、
人の喜びを自分も喜べるように。
 
DUHKHA 不幸な人 には…
慈悲深くあれ。憐れみの心を持ち、
もし手を貸すことができるなら、それをせよ。
 
PUNYA 有徳の人 には…
徳の高い人にあったら、
羨んだりおとしめようとすることなく、
それを讃え、自分もその人の良いところを見習う。
 
APUNYA 不徳の人 には…
邪(よこしま)な人とは距離を置く。
忠告もする必要もなく、無関心の態度を取る。
 
● 4つの心がまえ
① friendship 友愛 (慈)
② sympathy 同情 (悲)
③ joyfulness 欣喜 (喜)
④ apathy 無関心 (捨)
 
この4つの鍵🔑を常にポケットに入れておき、
相応の鍵を相応の人に用いることができれば、
常に心穏やかに過ごすことができると、
このスローカは伝えています。
 
 
わたし自身はというと、
最近はこのようなヨーガ哲学の教えに加え、
朝晩の瞑想が自分自身の心の状態の分析に
非常に役立っていると感じます。
 
瞑想の時間が長くなってくると、
自分の内側で起こっていることと、
外の世界 (現実世界) との差に、
ギャップを感じることもありますが、
そのバランスを取ってゆくのがまた
"practice(修練・実践)" なんだなぁ
と感じているこの頃です。
 
 
なにかみなさんの
お役に立ちましたら幸いです。
きょうもよい一日を🌈✨
 
 
 
namaste🙏🏻✨