前回、学生のころから20年使っていた、
ケータイ番号が思い出せなかった話をしました。
ケータイ番号以外にも、
人と会う約束を忘れてしまったり、
会話の途中で言葉が出てこなくなったりと、
寝不足の蓄積は、
仕事もプライベートも悪影響が出るようになり、
最後は仕事を辞めることになりました。
眠れるようになった理由
会社を辞めてからしばらく、
時間に縛られない生活ができるようになって、
寝落ちするまで置きているようにしたら、
だんだんと長く眠れるようになりました。
それでも最初のころは、
明け方に眠っても絶対に7時15分に目が覚めました。
サラリーマン時代の習慣が染みついていて、
2年間はそのクセがまったく抜けなかったんです。
正直なことを言うと、
7時に一度目が覚めるのは疲れていない限り、
何年経っても変わらないですね。
長年続けるということは、
やっぱりすごい効果があるようです。
いや、話が脱線しました。
そういうわけで、
現在でも平日は7時過ぎに目が覚めるのですが、
寝なければいけないというプレッシャーから解放され、
「起きなきゃ!」
というプレッシャーから解放されたことは、
ストレスを1番下げる効果があったと思います。
でも、当たり前だけど、
こんなストレスを下げて睡眠の質を上げられる方法は、
会社員をしながらでは100%無理でした。
だって、ぼくは仕事が大好きで、
家に帰っても仕事のことが頭から離れなかったし、
なにより、ぼくは開発者だったこともあり、
新製品への期待やプレッシャーが常にあったんです。
仕事好きの寝不足は依存症に似ている
いま、寝不足で悩んでいる方の多くは、
ぼくと同じように、仕事が好きだけど、
プレッシャーも常に感じているんじゃないですか?
そういうタイプの人で、
寝不足が習慣になっている人が、
現在の働き方のままで寝不足を解消するのは、
ものすごく大変なことです。
ある意味、断酒やタバコ断ちのように、
依存症から脱出するのに似ているからです。
いまなら、他の方法も考えられますが、
当時のぼくはパニック症も発症してしまい、
会社を辞めるという選択肢以外、
別の方法は考えられなかったんですよね。
当時、
外から冷静に話を聞いてくれる人がいれば、
結果はぜんぜん違ったんだろうな、
と思います。
そんな、もしもの話、
現在の自分のはなんの意味もないんですけど、
もしかしたらあなたには役立つかもしれないな。
そんなことを思いながら書いてみました。
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)