今日はランネタではありません。

なぜなら暑くてとても走れるような状況にないから。

次回は必ずランネタにします。

ランネタにしたいなぁ(←遠いまなざし)。

 

さて、本題へ。

本日の【ぽねこ】さんのブログ記事に対してコメントしました。
その中で「三公社五現業をすべて述べよ」という表現を使いました。

もちろんパロディですよ…フィクションですよ…【脳内会議】なんですから。

では、自分はホントにその全部が言えるのか?と思い、どんどん頭の中で思い浮かべていきましたが、どうしてもあとひとつ出てきません。あと、ひとつです。

国鉄、郵政分野、専売公社、電電公社、印刷、造幣、国有林野…

ここまでスラスラと出てきますが、あとひとつってなんだっけ?

【三公社五現業】とは、簡単に言ってしまうと、国民生活に必要不可欠な組織であって民間企業に任せるのが適当ではない事業のことでした。

「…でした」と過去形にしているのは、現在はひとつを除いてすべて民営化されていて、現在は存在しないからです。


そのことを踏まえても、残りひとつが出てきませんでした。
塩の専売事業」かな?とも思いましたが、塩の専売事業はJTに含まれるし…違うな?
じゃあ、なんだろう?

こんな時に頼りになるのが「グーグル先生」ですね。
早速調べてみました。

自分が大好きなものだったのに…思い出せないなんて…。



≪ 三公社 ≫

1 国鉄(日本国有鉄道)→JRグループ
ぽねこさんが大好きなところです(笑)。全国津々浦々まで線路を伸ばし、仮に赤字に陥っても営業を続ける…これは民間企業にはできないことでした。

2 専売公社→JT
たばこや塩といったものは、あまり民間にはやらせたくなかったのかもしれません。

3 電電公社(日本電信電話公社)→NTT
昔、電話と言えば電電公社一択です。番号持ち運び制度なんてありません。今は、電話会社が乱立していてちょっとぐちゃぐちゃです。これも全国一律同一サービスを実施するためには国有化しなければならなかったのでしょう。


≪ 五現業 ≫
1 郵政分野→郵政公社→日本郵政グループ
これまた、全国一律同一サービスで、なおかつ低料金サービスを実現するためには、国有化が望ましかったのでしょう。はがき一枚を100円未満の金額で、北は北海道から南は沖縄まで届けてくれます。

2 印刷→国立印刷局
いろいろな印刷物を取り扱っていますが、一番なじみ深いのは紙幣の印刷ですね。これは確かに民間企業で行うのは無理だと思うし、イヤですよね?

3 造幣→国立造幣局
これまた「印刷」と同様、民間企業で行うのは無理があると思います。硬貨(コイン)の製造以外にも様々なカップ類も作っていますね。

4 国有林野→事業廃止
「三公社五現業」のうち、この「国有林野事業」だけ事業そのものが廃止となり、存続した企業がありません。役目を終えたということでしょうね。

5 アルコール専売→日本アルコール産業
これです!最後まで出てこなかったのは!2006年に日本アルコール産業という会社が引き継がれているようなのですが、自分はこの会社を知りませんでした。アルコール大好きなのに…。



これで「三公社五現業」すべてお揃いになりました。

そのうち、こんなことも歴史の教科書に載るような出来事になるのかもしれません。

少なくとも現在30歳未満のひとの中には知らない人も多数いることでしょう。

そのうち知らないことの方が当たり前になってくるでしょう。
時代は進みます。

ちょっと寂しくなりました。

ちょっとせつなくなりました。