ゴールした。1時間37分32秒。
昨年より49秒遅い。数字だけ見れば、負けだ。
それでも、さっぱりしている。負け惜しみではない。本当に。
奇跡はない。でも、割り切れなかった。
9月初旬に体調を崩しジョグだけでここまで来た。マラソンに奇跡はない。付け焼き刃では結果が出ない。頭では分かっていた。
でもスタートラインに立つ前、どうしても割り切れなかった。それがあの「恐怖と不安」の正体だったのかもしれない。

タイムは遅くなった。でも、昨年より賢く走れた。
補給戦略、接地、序盤の突っ込みすぎ。全部コントロールできた。データを見ると閾値ぎりぎりで巡行していた。出し切った。なのに余力があった。メンタルにも。
今春から徹底してきた心拍・ペース管理の成果だと思う。素直に嬉しかった。
ジンテーゼは、タイムではなかった。
スタート前に書いた螺旋階段的発展。テーゼとアンチテーゼが格闘して生まれるジンテーゼ今回それは、更新されたタイムではなかった。
「体の使い方が変わった」という感覚だった。
タイムという数字では見えない部分に、今年の螺旋の一段があった。これも螺旋階段的発展なのだと思いたい。
できることはやった。レース展開も計画の範囲内だった。
主戦場はフルマラソン。12月の湘南国際マラソンだ。
今日得たものを持って、また一段上を目指す。
最後に。大会運営、ボランティア、関係各位に心から感謝したい。8回走って、毎回思う。本当に素晴らしい大会。
そしてゴール後にふるまわれた芋煮が、また格別だった。山形に来たら、これを食べるために走りたいとさえ思う。

