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私:依田眠子(よだねむこ)

夫:純三(ピュアぞう)さん

心に傷を抱え家庭の事情もある私が
44歳9ヶ月でついに結婚!
婚活回想記と結婚生活レポートです。

アメンバーについては
こちらをご覧ください。


つづきです。

ものすごく恥ずかしいが

正直に伝えた。


えっ!大丈夫?


うん すぐ治ると思うから

ちょっとだけ待ってね。

あと...申し訳ないんだけど、

車で送ってもらってもいい?

最寄り駅までで大丈夫なので。


わかった。


少し緊張して車に乗り込んだが

1日一緒に居たからか

純三さんの空気感がそうさせるのか、

すごく気楽に会話ができる。



が、私はここで

やらかす

のである。






好きな映像作品の話になり、

あろうことか

「全○監督」と言ってしまったのだ。


しまった...

ドン引きされたか!?

チラリと純三さんを見ると


あれ観た人全員「面白かった」って

言うんだよね。

やっぱり面白いんだね。

気になるなぁ。


気にしていない様子だ。


よかった...!


そうこうしているうちに駅に着いた。


あれ?ここ...


足が攣って大変そうだったから

行きと同じ駅にしたよ。

特急乗る?チケット取るよ。

そう言って特急の指定席を

予約してくれた。


画像はお借りしました。


ありがとう!

じゃあまたね。


いやいや、ホームまで見送るよ!


神なの?


○号車だから、この辺りだね。

○席だから、進行方向に向かって

左側だと思うよ。


11月の夕方。

風が強くて寒いのに、

ホームで一緒に電車を待ってくれている。


寒いからもう行っても大丈夫だよ。

ありがとう。



いやいや、乗るまで見送るから。

チケットはないけど、

車掌さんがまわってきても

何もしなくて大丈夫だからね。



車で送ってくれて

特急のチケット予約してくれて

電車に乗るまで見送ってくれて

乗る時の注意点まで教えてくれて...

Bくんを軽く超えてるじゃん!




ねぇ、

神なの?

思わず声に出していた。


えっ?w いや、人だよ。

母にも指定席を取った時

すごく不安そうだったから

チケットが発券されないと

不安かなと思って。



お母様にもしてる!

この人、勧誘じゃない。

本当に優しいんだ!


結局特急に乗り

座席に座る所まで

窓ガラス越しに見届けてくれて

発車して見えなくなるまで

ホームで見送ってくれた。




初めて乗ったラビューの座席は

某グリーン車と比べ物にならない程

ふかふかだった。

画像はお借りしました。





私、純三さんが...




そう思うと同時に

「全○監督」と言った事を

激しく後悔した。



こんな事があったが、

映像好きで偏見の無い

純三さんのおかげで

無事結婚に至り、

楽しく暮らしている。



【回想 純三さん】

優しすぎて○○を疑う 完。



読んでいただき

ありがとうございます。