平和の火は、琉球・沖縄から燃え広がる。 | ねもとまどかの「宇宙のゆりかご」

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だいじょうぶ。どんな時も守られているからね。

 わたしたちはみんな、神に愛されているのだから。

こんにちは、まどかです。





今日もここにきてくれて、ありがとう。





今日は「慰霊の日」
太平洋戦争末期の沖縄戦が終結してから、
今日で79年たちました。





沖縄戦は地上戦だったこともあり、
20万人以上もの人があの小さな島の上で亡くなりました。
そして、沖縄県民の4人に1人が亡くなったのです。





軍人たちだけではなく、たくさんの民間人が
戦(いくさ)に駆り出され、
島の中で人々は追い詰められ、南へ北へと逃げまどい、
行き場を失った多くの方たちが、
ガマ(防空壕)の中で殺され、
崖から海へと飛び降り、
尋常ではない数の犠牲者を出したのです。





しかもこの沖縄戦は「捨て石作戦」と呼ばれ、
すでに敗戦が見えているヤマト(日本の本土)を守り、
敗戦後の日本国の国政を整えるための時間稼ぎとして
行われた戦いであったこと。

日本の中で、遠い離れ島である琉球・沖縄が
日本を守るために利用されたことは、
ほんとうに申し訳なく、胸が締め付けられる想いです。





いまだ遺骨は集めきれず、
沖縄のあらゆる場所からは、
掘ればたくさんの遺骨が出てくるということ。
およそ3ヶ月の戦いの間に、
いかに多くの方たちが亡くなったのか、という証です。





わたしは毎月、平和の活動のために沖縄へ行きます。
美しい珊瑚礁の海、吹き抜ける風、
山原(やんばる)の深い森、強い色を放つ花々。
この美しい琉球の自然の中で、
「鉄の暴風」と呼ばれる
米軍の激しい空襲や射撃、無差別の砲弾の嵐が吹き荒れ
人々が逃げまどったことを想い、
絶対に平和な世界を建設しなくてはならないと、
いつも強く心に刻みます。





日本の国のために、犠牲となってくれた沖縄は、
敗戦後はアメリカの領土となり、
道路は左と右が逆になり、お金はドルに変わり、
先祖から受け継がれた美しい土地の多くが米軍の基地となりました。
日本各地にあった基地も沖縄へ移管され、
日本にある米軍基地の70%は沖縄にあります。
それは沖縄本島の15%もの面積なのだそうです。
1972年にやっと返還された後も米軍の基地は残り続けています。





昔、はじめて沖縄へ行った時に車で走っていて、
ここも、またここも、米軍基地なのか!
と、その基地の面積の広さに驚きましたが、
何度見ていても、そのたびごとに驚きます。

市街地であろうが、中心部であろうが基地があり、
街を分断しています。





同じ日本の国でありながら、あの小さな島の中に、
どうしてこんなにも基地を押し付けたままなのか。
それは、基地を受け入れる県がないからだということですが、
ならば、なぜ、沖縄ならいいのか?
自分たちが受け入れたくないものを、
なぜ、沖縄にならば押し付けられるのか?
その「自分たちさえよければ」という分離感、分離意識が
この日本という一国の中にでさえ根深いことを、
とても悲しく思います。





那覇行きのフライトは、常にほぼ満席です。
いつもいつも混んでいます。
こんなにも多くの人たちが、沖縄という土地に、
楽園を求めてやってきているのです。

東京へ戻る帰りのフライトでは、日焼けして
遊び尽くした顔と姿をした人たちでいっぱいです。





でも、その中のどれくらいの人が、
自分たちが暮らしている都道府県が安全であるために、
沖縄に基地を押し付けているのだということを知っているだろうか?

どのくらいの人が、沖縄が基地を背負ってくれているから、
自分たちは騒音からも、米軍や基地がもたらすあらゆる危険性からも
回避させてもらっているのだと、知っているだろうか?






沖縄県はもともとは琉球国という独立した国家でした。
琉球国は約600年前に成立し、約145年前まで存在していた
独自の文化を持つ国です。
その位置からも、中国をはじめ日本や朝鮮、東南アジア諸国との
外交や貿易を通じて、海洋王国として発展していました。
しかし、やがて中国の支配下となり、その後は薩摩藩が侵攻し、
明治維新によって成立した日本政府は、
首里城から国王を追い出し、琉球国という存在を滅亡させて、
沖縄県として日本の県のひとつとしたのです。
それは「琉球処分」と呼ばれています。





琉球という国、その民には、
もともと「戦い」という言葉も考えもなかったそうです。
心底やさしく、真に平和な心を持ち、
誰とも争わず、戦わず、平和な心だけをたずさえていた人民、
それが、本来の琉球人なのだと聞きました。


その血を受け継ぐ、沖縄の人たちは、
とてもおだやかで、あたたかく、懐が深い。
沖縄へ行くたびに、その琉球人のおおらかさに触れ、
心温まる想いがします。





しかし、そのような温かくおだやかに生きる人々を、
時代はいつも翻弄してきました。
政治的な思惑に振り回され、
中国や薩摩藩に振り回され、
琉球という国を滅ぼされ、「沖縄県」としたにも関わらず、
ヤマト(本土)とは別のものであるように扱われ、
「捨て石」とされて、都合のよい戦地とされ、
立ち遅れた場所であるように扱われてきたこと。

そして現在においても、日米の関係に振り回され、
美しい土地を基地として奪われていること。
言葉にするのも苦しいほど、胸が痛むことばかりです。





本来は、平和しか知らなかった琉球国が、
常に戦いの舞台とされてきたこと、
いまだにその癒えない傷を背負っていることに
ほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいです。





しかし、こんなにも何度も何度も、
苦難や災難に遭いながらも、何度でも立ち上がり、
力強く、おだやかに生きる人々に、
琉球人の魂は、その本質は、
何があっても変わらないのだろうと感じてきました。





こんなにも「平和」とはかけ離れた体験・経験を
強いられてきた琉球・沖縄。
しかし、だからこそ、ほんとうは「平和」にもっとも近いのだと、
わたしは感じてきました。





「琉球」は、流れる玉と書きます。

「玉」とは、光、火、命、愛、神のことです。

言葉に偶然はありません。





平和は、琉球・沖縄から火が灯り、
その火が世界全土に流れ、燃え広がり、
世界平和がやってくると、強く信じています。


琉球に平和の火が灯る時、
それが世界の平和のはじまりだと信じています。





歴史の中で幾度となく繰り返されきた
平和とは真逆のことすべてが、
いつかきっとすべて癒され、
報われる日がくると信じています。
この地から揺るぎない平和の火が放たれると信じています。





わたしたち、日本の国民は、
琉球・沖縄が体験してきたことを、
決して「他人事(ひとごと)」にしてはいけないと思います。

見て見ぬふりをしたり、
自分にとって都合のよい部分だけを見るのではなく、
真っ直ぐに見て、受け止め、
分離意識を消して、
「自分のこと」「自分たちのこと」として、
ともに解決の道を歩まなくてはいけないと思います。





受け入れてくれるものに押し付けていないで、
国全体で問題を解決しなくてはいけないと思います。

「自分さえよければ」「自分の暮らす場所さえよければ」
「自分の国さえよければ」という分離意識は、
【ひとつである】というわたしたちの真実には合致しません。

わたしたちは、すべては【ひとつ】です。

重荷はともに背負い、ともに解決していくことが
平等な世界を創っていくことではないでしょうか。





世界に平和をもたらすために、琉球・沖縄は、
絶対的に必要な場所なのです。
ここに平和の火が灯らなければ、世界に平和はないでしょう。
ほんとうに重要な場所なのです。





美しい珊瑚礁の海、
どこまでも続く白い砂浜
青く透き通る空、
吹き抜ける風、
山原(やんばる)の深い森、
咲き誇る華やかな花々、
ゆっくりと流れる時間、
訪れるたびに、この美しい島々から
わたしたちは一体どれほどのものを受け取ってきたでしょうか。





この美しい島は、世界平和のシンボルです。
この島から世界の平和ははじまります。
ここは、「世界でいちばん美しい島」だと思っています。





毎月、沖縄を訪れ、
どの瞬間にも、愛と平和だけをたずさえ、
愛の光を放つことが、
この地から平和の火が灯り、
世界平和へと燃え広がっていくことを信じ、
これからも情熱を持って活動を続けていきます。





慰霊の日。
戦(いくさ)に巻き込まれ、
多くの大切なものを失った方たちの魂が癒されますように。
人生を強制的に終了させられた多くの魂が癒されますように。




琉球・沖縄の地に、
人に、自然に、すべてのものに、この世界に、
真の平和が訪れますように。



゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆





みんながいつもしあわせでありますように。

まどか芝生

                      まどか
                    愛とともに



今日のお話は、
「平和の火は、琉球・沖縄から燃え広がる。」

でした。読んでくれてありがとう。



゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


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