こんにちは、まどかです。
今日もここにきてくれて、ありがとう。
今日は「慰霊の日」です。
第二次世界大戦の末期、日本唯一の地上戦である沖縄戦が
80年前に終結した日です。
いま改めて、平和な世界の創造と建設を心に強く想う時、
今年の慰霊の日はとても重要な局面を
迎えているように感じます。
まどかはいま1週間ほど沖縄へ来ています。
今月は月の半分近く、沖縄にいることになりました。
戦後80年目を迎える今年、
沖縄の地にとってはとても重要な節目である6月に
こんなにもたくさん沖縄で活動することになったことに、
目には見えない大きな意思を感じています。
沖縄の方たちとつながり、交流し、
たくさんのことを学ばせていただいています。
沖縄戦ではほんとうにたくさんの人が
この小さな島で亡くなりました。
その数は日本もアメリカもすべての人を数えて20万人以上、
沖縄県民においては4人に1人が亡くなったのです。
地上戦だったために、たくさんの民間人が
戦(いくさ)に駆り出され、巻き込まれ、
島の中で人々は追い詰められて逃げまどい、
行き場を失った多くの方たちが、
ガマ(防空壕)の中で殺されたり、
米兵に殺されるくらいならと集団自決をしたり、
崖から海へと飛び降りたりと、
尋常ではない数の犠牲者を出したのです。
その様子はまさに地獄だったと、
語り部たちは伝えてくれています。
昨日も沖縄の高齢の方からお話を伺っていましたが、
「どこが、ここが、というのでではなく、
ほんとうにすべてが戦場だった。全部だよ」
と話してくださいました。
いまではたくさんの高いビルが立ち並ぶ那覇は、
空襲で焼け野原となった上に、最後の激戦が行われた
場所でもあります。首里に司令部があったからです。
わたしは沖縄を歩く時、現在の沖縄の背後に戦時中の沖縄の様子を
重ねて感じます。
どれほどの痛みや悲しみがここにあるのかということを
いつも同時に感じ、祈りと共に歩きます。
そしてさらに辛く悲しいことは、この沖縄戦が
すでに敗戦が見えている日本をを守り、
敗戦後の日本国の国政を整えるための時間稼ぎとして
行われた戦いであったと言われていることです。
その犠牲的な役割は戦中だけではなく、
敗戦後はアメリカの領土となり、
1972年にやっと返還された後も、日本の70%もの米軍基地を
沖縄は背負ってくれています。
それは沖縄本島の15%もの面積だそうです。
長きにわたり、琉球・沖縄の地が背負ってくれている重荷は
とても大きいものです。
同じ日本という国にありながら、
沖縄にばかり重荷が偏っていることが
とても不平等だと長い間感じてきました。
「自分たちさえよければ」という分離感、分離意識が
この日本という一国の中にでさえ根深いことを、
とても悲しく思ってきました。
わたしは毎月、平和の活動のために沖縄へ来ています。
エメラルドグリーンの珊瑚礁の海、
山原(やんばる)の深い森、
美しく咲き誇る花々、
この美しい琉球の自然の中で、
「鉄の暴風」と呼ばれる
米軍の激しい空襲や射撃、無差別の砲弾の嵐が吹き荒れ
人々が逃げまどったことを想い、
絶対に平和な世界を建設しなくてはならないと、
いつも強く心に刻みます。
わたしたちは琉球・沖縄からたくさんのものをいただいています。
ここにしかない美しさや喜びがあるからこそ、
こんなにもたくさんの旅行者がここに訪れ、
また多くの人たちが移住するのだと思います。
でも、いただくだけではバランスが崩れます。
いいものだけをもらって帰るのでは平等ではありません。
よろこびも、苦しみも、痛みも、
すべてともにわかちあい、たすけあってこそ、
ひとつの命を生きる者のあり方ではないでしょうか。
沖縄が好きというのならば、沖縄を守ってほしいと思うのです。
この島が危険にさらせされることのないように、
守ってほしいと思います。
沖縄が好きというならば、沖縄を知ってほしいと思うのです。
「いいとこ取り」をするのではなく、
この島の歴史も、この島が抱えている問題も知って、
そして、「自分のこと、自分たちのこと」として
一緒に乗り越えていく力を貸してほしいと思います。
わたしたちは「ひとつの命」です。
ひとつの命の中で、同じ国であるならば、
さらには「ひとつの臓器」のようなものです。
その一部が重荷を抱え、苦しみを抱えていて、
臓器が正常なわけがありません。
どこかにひずみがあって、どこかにかたまりがあって
正常に働いているわけがありません。
わたしたちは、よいものは分かち合い、
足りないものは補い合い、
困った時は助け合うようにできています。
共存・共栄・共生することこそ、
わたしたちにあるべき姿だと思います。
琉球国の時代から、長い間、
「平和」とはかけ離れた体験・経験ばかりだった沖縄の
ほんとうの役目は「平和」そのものであることを
わたしはずっと感じてきました。
世界の平和は、琉球・沖縄からはじまると、ずっと信じてきました。
「琉球」は、流れる玉と書きます。
「玉」とは、光、火、命、愛、神のことを表わします。
ここから、愛の火が流れていき、世界に燃え広がり、
世界の平和が建設されると、強く信じています。
だからこそ、沖縄が平和であることがとても重要なのです。
それはこの県だけのためでもないし、
日本だけのためでもありません。
世界のために、世界の平和のために、沖縄の平和が重要なのです。
ですから、沖縄のおかれている状況を、抱えている問題を
どうぞ「他人事(ひとごと)」にはしないでくださいね。
すべての問題を解決する鍵は「愛」です。
愛には分離がありません。
どうぞあなたの内なる愛で、この島に真実の平和がくるように
意図し、祈り、行動をしてくださいね。
そしてそのためには、あなたの内側が常に平和であることが
何よりも大切です。
エメラルドグリーンの珊瑚礁の海、
どこまでも続く白い砂浜、青く透き通る空、
山原(やんばる)の深い森、咲き誇る華やかな花々、
ゆったりと流れる時間、
この美しい島々から
わたしたちは一体どれほどのものを受け取ってきたでしょうか。
この美しい島は、世界平和のシンボルです。
この島から世界の平和ははじまります。
愛と平和だけをたずさえ、愛の光を放つことが、
この地から平和の火が灯り、
世界平和へと燃え広がっていくことを信じ、
これからも情熱を持って活動を続けていきます。
80年目の慰霊の日。
戦(いくさ)に巻き込まれ、
多くの大切なものを失った方たちの魂が癒されますように。
お互いをわかりあい寄り添うことで、心の傷が消えますように。
たくさんの方たちが刻んでくれた歴史の上に
真実の平和な世界が建設されますように。
琉球・沖縄の地に、人に、自然に、すべてのものに、
この世界に、真の平和が訪れますように。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
みんながいつもしあわせでありますように。
まどか
愛とともに
今日のお話は、
「琉球・沖縄から真に平和な世界が建設されますように。」
でした。読んでくれてありがとう。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
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ゆらゆらゆられて 宇宙のゆりかご
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楽しい夢をごらんなさい
やさしい夢をごらんなさい
怖がることなどなにもない
うれうことなどなにもない
どんな夢を見ていても
それは宇宙のゆりかごの中
いつも守られているのだから
やすらかな心でいればいい
ここにあるのはひとつだけ
あなたが見たい夢を見る
すべては神の愛の中
だからやすらかでいればいい
ゆらゆらゆられて 宇宙のゆりかご
幸せな夢を見ればいい
すべてまかせていればいい
風がゆらしてくれるから
光があたためてくれるから