葬儀の話は一旦終了ですが、まだここからババアの話が続きます



今日は一旦キチのあたおか話



キチ「ママン(ババア)が子供の誕生日に本を買ってくれたみたい」



と唐突に言い出した



この中には言葉にせずとも


「優しい聖母ママンがプレゼントを買ってくれたんだからお誕生日パーティーに呼ぶべき!


新居が建ったのにまだ呼んでないし、本当にニモは非常識


家のお披露目もかねて、昔みたいに食事いっぱい作って、パーティーしたらママンも喜んでくれるのに


ちょうど祝日もあるし、早くママンを新居によんでもてなそうって言ってよ!」


ってことだろう



散々人を馬鹿にしたババアをなんでまだもてなしてくれると思ってんだろうね?



そこは華麗にスルーして



ニモ「へぇ、、何の本?」と返した



キチ「知らないけど、ママンが選んだみたい」



正直ババアなんかに大きくなった子供の読みたい本を贈れるはずがない、と思っている



小さい子に絵本を選ぶ訳じゃないんだし、全然会ってないもうすっかり大きい子供の興味のある本なんてわかるわけがないだろう



実際、親の私でも本人に聞かないとわからない



でも、そんなことは出さずに続けた


思ってることをなんでも言ったら発達憤怒を起こすからキチとはいつもかなり言葉を選んで話している




ニモ「そうなんだ、何の本だろうね?楽しみだね」




するとどうだろう



キチ「どうせ!!どうせケチつけるんだろ!!」



はい、発達憤怒起こしましたーwww



ニモ「???」



ニモ「…なに?」




キチ「どうせママンの買って来た本にケチつける気だろ!!!」



ニモ「いや、何も言ってないじゃない?」



キチ「いっつもそう!!すぐケチつける!!」



ニモ「いや、だから、何も言ってないよね?」



キチ「いっつもケチつけるって言ってんの!!!」








……




……はぁ



話にならんわ。





なんで、想像して怒り出すの?


想像して悪者に仕立てあげるの?



お前の頭の中でそう思っただけだよね?


なーんも言ってないよね?


散々気を使って話してもコレだもんな


本心で会話なんてできねぇわw



まあどうせ、誕生日パーティーに呼ぶ?って言う答えが欲しかったのにそう言わなかった事に腹を立ててるのかもしれないけど



怒られる筋合いもない事で怒られるのマジで勘弁して欲しい


頭の中の事が事実だと思うその脳の病気なんとかしろよ、マジで

私たちの葬儀会場は街にあり、火葬するところは山の上にある


流れとしたら街にある葬儀場でお経をあげていただき、山の上の火葬場へ行く


火葬を待つ間、私たちは一旦葬儀会場に戻って食事をする


そして、また火葬場に行って母のお骨を拾って解散となる



火葬場へ行く前の

綺麗な姿での最期の別れは本当に辛かった



今まで何度も何度も何度も触れてきた母の頬や手に最後に触れた



私を育ててくれた優しい手

小さい時はいつも繋いでたのに、いつからか繋がなくなったね



今思い出しても泣いてしまうほどだ

その時も大泣きをした





火葬場までは母を乗せた車の後をうちの車でついて行った



一旦葬儀会場から抜けて私たち家族とババアだけの密室になったからほっとしたのかなのかなんなのか




出たよ


ババアの無神経で非常識な発言が






ババアは




私たち家族と久しぶりのお出かけドライブとでも思ってるのか



こともあろうに

窓の外を見てはしゃぎだしたのだ




ババア「あーん♡やだぁ、お花がきれーーい♡



ねぇねぇ、孫ちゃんたちも見てよォォ!



あれは何カシラ?なんていうお花なのカシラ!?



あん♡白くて小さくてかわいいお花ネ!



あ、ほら!見てェ!!


あそこにも同じのが咲いてるヮ!」




ババアはお花大好き令嬢、という設定なのだ

ババアの中でw




しかし


車内は誰も反応しなかった



私がずっと泣いているから子供達も気を使っていたのかもしれない




しかし

ババアはなおも続けた




ババア「随分と山の上まで登ってきたじゃナイの!」





ババア「やだ!景色が綺麗ダワ♡



んーーー♡



今日は本当いいお天気ネェーー?」





まだ誰も話さなかった



私はその日は朝からずっと頭痛がしていた




泣きすぎと睡眠不足、そして甲高いババアの声が頭に響く




さすがのババアも誰にも相手にされてないことに気付いたのだろう




白羽の矢が当たったのはもちろん私である




一番立場の弱い嫁であるはずの私までが、お姑様を無視してることに腹を立てたのか、無視されないように名指しで呼んできた




いつもそうだ

喋り相手は常に私が抜擢される





ババア「ねぇ、ニモさん!この辺は知ってるノ?」



そりゃ実家がある街なんだから知ってるわな




ニモ「グスグス、、、


え?


あ、はひ、、


、、グスン、、」




暗い気分の中、会話などしたくなかった


今日だけは母のことをずっと考えていたかった



必要最低限の答えとこの上ない暗い声で答えた

少しは気遣えよ、この老いぼれがよ




しかし、そこはババア、

そんなのお構いなしである




ババア「あらー♡知ってるノ!?そうなのォォー!


で?この辺りはなんていう町なの!?」






ニモ「、、、、、、





(はぁーーー喋りたくねぇぇぇぇ)





、、、、、、、、





、、、、、、、、





、、、、、、、、、、え?、





、、、、なんです?ズズ、、」






ババア「この辺りはなんでいう名前の町なのッ!?」





(喋りたくねぇの気付けや、馬鹿が)





ニモ「ああ、、、ここでふか?





(なんの必要があって聞くんだよ、それ聞いてどうすんだよ、このクソババアがよ)



、、、、、




、、ここば山野上町ですけど、、?グス」




そう

とにかく私に喋らせたいだけの会話である


 


そうでないとまた一人で喋る寂しいババアになってしまう




それだけは避けたいのだろう




もはや

質問内容などどうでもいいのが透けて見えていた





ババア「山野上町!?そぉナノ!!


この辺にニモさんの行ってた学校はあるノ!?


ニモさんは毎日この辺まで通ってたノ!?」




ババアが久々のドライブ中にウキウキルンルン気分を味わいたいがためだけの



この意味のない会話、、




それに意地でも弱い嫁に付き合わそうとするその根性、、





もういい加減にしてくれ、、


母の別れに集中させてくれ、、




これ以上続いたら聞こえないふりして無視しよう




そう思ったとき




キチが「今話せないんだからやめてあげたら?」と珍しく割って入った



ババア「あらやだ!そうよね!」



ババアはイタズラっぽく笑った



このクソが。





そして火葬場につき、最後のお別れをした後、



それでは

火葬の間一旦帰って食事にしよう


となった




その時である




いきなり



ババアの汚い声が響いた





ババア「えええーーー!?ナニ!?また葬儀会場に戻るノォ!?


で?またここに来るノォ!?


はぁ!?なんなのよ、ソレ!!どうなってンの!?」




心底嫌そうな文句を言い出した



それは

めんどくせぇーーー!!と言わんばかりの口調だった



私は


「あ?じゃあ、お前はここで待ってれば?



なんだったらそこ空いてるから暇つぶしに中に入ってお前も焼いてもらえよ



お前のその醜い体もその非常識な態度も全部残らず燃やしてしまえばいいんだ



面倒なんすよね?今すぐ終わらしてやんよ♡」



と言ってやった

脳内でwww




ババアは歩くのだーい嫌いだもんね

てか、車だし、運転もしないのに何がそんなに嫌なの?大丈夫そ?




いっつもそうやって文句だけは一人前なんだから腹が立つ



なんで世の中お前を中心に回ってると思うんだ?

葬儀前に会場に到着



ご住職さまが来られて準備をした



親族控室には、母の親戚や私のクソみたいな兄弟(この話はまた後日w)が十数名が待機していた





ババアはここで一発かましたいと思ったのかなんなのか急に口を開いた




ババア「ふふふ、、アタシわね、よくこの数珠を忘れるノヨ!うふっ」




さも面白そうに体をくねらせて言い出したではないか





一同「???」




ババア「いや、ね?アタシ、クリスチャンじゃナイ?だからヨ♡



数珠?、、って言うノ〜?コレ??



コレを持って来るって習慣がなくってネ、、ふふ


だから毎回つい、、ね!」



もうここまで行ったら病気だよな





そこまでしてこの場にいる全員にクリスチャンアピをしたいのか!?




どこでも一番目立とうとすんのなんで?




誰もあんたのことなんて興味ありませんけど?




ババアの勘違いご自慢話と言えば


●趣味で毎日総理並みに忙しい

●クリスチャンである

●見かけによらず低血圧


の3つしかない



なによりご住職様の前なんですけど?





今からお経をあげてくださるっていうのに他の宗教の話とかすんな!





頭の中に何入ってんだよ





なーにがクリスチャンだ


それがなんなんだ?


みんなが羨やむすごいおしゃれなこととか思ってんの?




その感覚、その勘違い、全てがもはや気持ち悪!

葬儀当日はうちが車で迎えに行った




ババア「昨日はごめんなさいねェェェー



アタシ、体調不良で…




ほらぁ、前もなったジャナイ?




最近もうしんどくて……



起き上がれないノヨ




一切!!一切よ!?(急にヒートアップw)

一切起き上がれないノッ!!



ほんっとうにまっったく起き上がれないんダカラっ!!!(響き渡る怒号w)




…………



…はぁーーー(全員無反応で我に返るw)



たまぁーーーになるノヨ…」




私は母の最期は病院に泊まり込んでおり、そのまま母が亡くなったので、当時の私は2、3日寝ていなかった



泣く暇もなく葬儀の手続きを進めていたが、それでも横になると気が緩んで涙が溢れて、ずっと眠れずにいた




こんな時にババアのクソしょうもない体調不良話





コイツは人の気持ちがわからないモンスターだな、と改めて思った



こんな時に私に心配されたいのか?

大丈夫ですか?って聞いて欲しいのか??




ババアはちなみに久しぶりの我が家とのお出かけにワクワクしていて、全く体調不良で寝込んだ翌日という感じではなかった


さてさて



母の死から一年以上が経った




この辺で母関連での姑の非常識な行いをまとめて記録しておこうと思う




まず


未だに許せないのはやはり母が癌で余命わずかと言う時に放った




「喪服はいつでも出せるように用意しておきなサイ!!」である




嫌な顔をして早く話題を変えようとする私に

唾を飛ばしながら興奮気味にその重要性を捲し立てた




この一件は私は一生許さない






そして


ついに本当に母が亡くなり、






通夜の日、、









……





………






…ババア不参加







理由は「体調不良」である





実際は


「嫁子の母の通夜なんてこのワテクシがわざわざ時間割いて行ってやるもんデスカ!!


葬儀だけで充分ヨ!」




なのか





「嫁子の母ばっかり!!


アテクシも体調不良なんだからアテクシの方を気遣ってよ!


それが嫁いだ嫁の役目ナノヨ!


親の死に目に会えないと思いなサイ!


あなたの親はアタシなの!ア・タ・シ!!


アテクシを最優先して満足させなサイ!!」




なのか





もしくは

本当に体調不良で立ち上がれなかったのか




それは本人以外知る由もない



ただ、来なかった、と言う事実だけは揺るぎない確かなものだ





いや、

多少の体調不良くらい無理して来いよ、と思ったけどね





そのくせ



自分の実家(ババアの旧姓)の会ったこともない親戚の誰かが亡くなった時、他県の葬儀に自分の代わりに私を行かせようとした



図々しいババアの脳内はこうだ




「あーーー葬儀、嫁子に行かせたい!


親戚付き合いは全部嫁子にさせたい!!

母の代わりの使いに嫁が来ましたって言わせたい!!

何よりお金を払わせたい!!

それが嫁として当然の役目なんだカラ!



よし!決めた!電話して行くように言うワヨ!」



→あん、でもぉ、久しぶりの電話でそんなこと言うのも、、ネ



それに行ってちょうだいってこちらから頭下げてお願いするのはごめんだワァ



嫁子自ら「私が行きます」って言わせたいノヨ♡



→そうだ!息子タソ(キチ)に事前に嫁の母の一周忌しないって聞いてたけど、一周忌をするのか聞こ!



ちゃーんとアテクシはあなたのお母さんのこと覚えてあげてるし、予定も空けてあげてるってアピっちゃお⭐︎




で、一周忌にお花送るって言ったら流石に嫁子もありがたがって、自ら葬儀に出るって名乗り出るワネ




んふ♡あったまいーー♡


 

で、実際の会話がコレ


ババア「〇〇サン、亡くなって、明日葬儀なんだけどぉーーーー…



それがぁーーーねぇ…



〇〇県であるのヨォォォーーーーーォ」




ニモ「そうなんですか」




ババア「………………」




ニモ「………………?」





ババア「…うーーーん………



…なんとか、、なんとか、、行けるデショウーーーって思ってるノ…」





ニモ「そうですか、遠いのに大変ですね」




そして、もちろん母への花は届かなかった





もういい嫁キャンペーン終了期間中なので、ババア

の無言に怯えることはない



慮ることもしない



だから当時は本当に何が言いたいのか全くわからなかった




けれど、わざわざ電話をしてくるとはそう言うことだ



アイツはそう言うクズみたいなことを散々してきたから分かる




そもそも母の通夜にも来なかったくせになんで、嫁が自ら進んでババアの旧姓の知らない人の葬儀のために遠方まで行ってもらえると思ったんだろ





ずっごい不思議




バカなの?


あ、バカなんだった


聞くまでもないか