キチが定例の大好きなママンちにラブラブしに行った日のこと



その他の用事が重なり、キチをババアんちまで迎えに行くことになった




近くに行くと

キチ「ママンも車のところまで行くって」



キチ「子供に誕生日プレゼントを直接渡すって」



と言い出した



は?

めんどくせ

会いたくないんだが


心から思った



車を約束の場所で停車させ、待っているとババアとキチが近付いて来るのが見える



私は車からではなく、子供に降りてプレゼントを受け取るように促した



子供が降り、プレゼントを受け取りババアと話し始める



私も運転席から助手席へと変わるために降りた




一言くらい挨拶してやろうかと思ったが、

私が降りてババアの方を見てもババアはこちらを見向きもしなかった




ババアは私の方に一切目をやることもなく、子供と真剣に話してて他のことには全く気付かないふりをしたのだ




昔ならそそくさとババアの近くに行き、ババアに気付いてもらうのをひたすらニコニコと笑みを浮かべて待ち、ババアのお声掛けがあってから挨拶をするのだが、





そんなことは




もう




しない






バッと近付いて行って、ババアが夢中で話してる中、遮って「子供にプレゼントありがとうございましたー♡」と言って



サッと後ろに下がった



「ご無沙汰しております」も

「お変わりございませんか」も

はたまた「新居に来てください」も何もなし



一方的に話して終わらせる



私は挨拶をしたからな、

私は無視してないからな、

気付かないふりしたお前とは違うからな


その既成事実だけで充分だった



急に割って入った私に一瞬驚いた表情をしたが、ババアは返事をすることも声をかけることもなく、「はぁ…。」という顔をしたあと、何事もなかったかのようにまた子供と話し出した




私はババアたちの円には入らず、3メートルほど離れたところでいつでも助手席に乗る体制を取って、はよ解散しろよ、と待っていた




するともう一人の子供まで空気を読んで降りてきたではないか(今空気読むなよw)




ババアは久しぶりに会う孫2に歓喜して話しかけた

(お、子供だとすぐ気付くんだ、、へぇーなんでだろwおっかしーなw)




しかし、そこまで会話が続くはずもない



「大きくなったわねェ…」


「アタシより大きくなってェ……」と言ったかと思うと



全員が

「………………」と黙り込んだ



キチ、ババア、子供たちのコミュ力は極めて低い




いつも私が間に入ってそれぞれに話をふり、盛り上げないと会話が続かない



そんな奴らなのだ



助け舟を出すつもりなど毛頭なかったのだが、



私は思わず



「あは!本当だ!いつの間にか下の子供の方が断然大きいわww」


と笑ってしまった

独り言のつもりだった




それが癇に障ったのか、会話の盛り上げ役がやっと喋ったと思ったのかなんなのか知らんが




このチャンス逃すまいと



ババア「あぁ゛!?」

と地声を出して私の方を睨みつけた




無視しようと思ったけど、



間髪入れず

ババアが「なんナノ!?」

と追い討ちをかけてきた




そりゃね?


会話がなくなって困ってたところにちょうどいいタイミングだったもんね?



いつもみたいに私にババアと子供たちの会話の橋渡しをさせたいんだよね?




嫁子め、サッサと会話に入ってアタクシと孫ちゃんの間を取りもちなサイってか!?




全員の視線がこっちに向く




私は悪びれもせずに

「いやいやwww別にw


子供の方がめちゃくちゃ大きくなっててウケる!!と思っただけですw


あ、構わずどうぞ続けてw」


と手をそちらに戻すように「どうぞ」とジェスチャーをした



そして


子供に向かって

「大きくなったんねー♡毎日見てると気付かないけど」と笑顔を見せた



子供も嬉しそうに笑ってた



私はそのまま振り向き助手席に乗った




それを合図に残されたメンバーもこれ以上は会話がないようで解散した



ババアからしたら嫁子のくせにこの私と全く話そうとしなかったワネ



次回会う約束もしてないじゃナイ!

(いつも、機嫌よく別れてもらうために「次は○日に」と言って次の約束を必ずしていた)



ご立腹だっただろうが、知らね知らねw




最初に無視したのはお前の方で、



下の立場の人間は、いつまでも下手に出て胡麻をすって気を使ってくるもんだとタカを括ってたが、



実はあんたのことなんて相手にしてなかったってやつね



恥ずかしいなw

夕食に鶏の肉団子入り野菜スープを作った



肉団子は柚子入りでとても美味しくできた



野菜をたくさん入れて作ったから一人につき肉団子一つとたっぷりの野菜、そして中華だしのスープを汁椀によそって出した



肉団子は8個

4個余っている



スープも野菜もまだあと4人分はある

翌日も食べよう、そう思ってた



朝起きると


鍋の中の肉団子は0だった



しかし

野菜もスープも昨日と同じだけ残っている



つまり、肉団子だけを食べたヤツがいる



そんな意地汚くて、後先もろくに考えずに、自分以外の人間が存在してることすら理解できてない人間は



ただ一人



キチだけなんだけどねw




ニモ「ねえ!なんでこんな食べ方すんの!?」



キチ「え?だって下の子が昨日肉団子ボクチンにくれたから!!」



、、、は?



、、、で?




、、、それが何?怖いんだけど?




キチ「だから!!肉団子嫌いなんだと思って!ボクチンが食べてあげたの!!」




、、、は?




何言ってんのかわからない



なんでそうなるの?





え、待って?


どう言うこと?



何言ってんの??日本語なの、それ?





キチ「だーかーらー!!!肉団子嫌いだからボクチンが食べてあげたの!!」




、、、んん?




は?




いや、、だからさ、、そうじゃなくて



なんで一人一個の肉団子だけを全部食べたの?、って聞いてんのよ




キチ「だから!!さっきから何回も言ってる!!」



キチ「肉団子嫌いだから、食べてあげたの!何回同じこと言わせるんだ!!」



、、えーっと


じゃあ私は?

上の子は?

どうしたらいいの?



キチ「スープ飲めばいいだろ!!!」




私たちの肉団子は?




キチ「また作ればいいだろ!!!そのスープに入れればいいだけの話だろ!!!」



もうないよ?

8個しかないんだよ?



キチ「別にそんなのスーパーに買いに行けばいいだろ!!」




、、、いや、だからさ?

一人一個ずつなんだよ?


昨日もそうだったでしょ?



肉団子なしのスープになったじゃん??

なんでそんなことすんの?


肉団子入りのスープなんだよ?



キチ「だーかーらー!!またそこに入れればいいだろって言ってんの!!!」







、、




、、、、





はぁーーーーだめだこりゃ、、、




そう言えば思い出した



昔タコライス作ったら、「晩飯いらね」って言われて、お肉だけ綺麗さっぱり食われたっけ



野菜も卵も全部用意してたから翌日そのまま出すだけだったのに、台無しになった



本当にキチの頭の中にはキチ以外は存在してないんだうなーー


自分さえ良ければそれでいいっていうか


自分のしたいことはして当然っていうか


まあとにかく自分以外の人のことなんて考えたこともないんだろうなー



うまいもんは食う

ただそれだけ


他の人のことなんてどうでもいい



食い尽くし系ってやつか?

なんかそれよりタチ悪いよな



はぁーーーーー

本当この脳障害マジでクソだわ


人間として終わってる

てか、こんなの人間じゃないわ、、

食器洗いが好きなキチ




ただし、洗い終わった後はスポンジは汚れたままシンク内に放置し、シンクにたまった生ゴミもそのままでてんこ盛りだから全然終わった感がない



結局また私が「仕上げ」をしないといけない



シンクを綺麗にするまでが食器洗いだと思うけどね?



私、間違ってます??




で、ふと食器棚を見たら洗って水をさっと切っただけの茶碗が重ねて入っていた



もちろん乾いてた下の茶碗も濡れてる



取り出して重ねてたのを外してみるとそれぞれの底には水が溜まっていた



重なって水が溜まってる茶碗、、、



こんなもん一ヶ月後でも余裕で乾いてねぇぞ?

何やってんの?



指摘すると



キチ「置くところがないんだから仕方ない!!!」




、、は?



置くところが、、ない??



、、ん??



だからなに?



だから食器棚に乾いてる食器と一緒に入れとくの?


なんで?


食器棚だよ?


乾いた食器を入れるものだよね?


なんのために世の中には水切りがあんの?


みんなぼっとぼとの食器、食器棚に入れるんならそんなのいらなくない?


せっかく洗っても底に溜まった水も腐るし、また食器洗わないとじゃんね?



お前の食器洗いになんの意味があんの?



馬鹿なの?



あ、馬鹿なんだった




キチ「汚い水じゃないから大丈夫!!」



キチ「だーかーら!!下の食器が濡れても洗った綺麗な水だから問題ない!!」




なんなんだろうねー



こんなバカと

一緒に生活するのがもう無理だわ

休みの日、どうしても昼ごはんを作りたくなくて部屋にこもっていた



その前日は


キチが休みの日で私は仕事だったんだけど、



帰っても全く食事を作っておらず、がっかりした



一日中ゴロゴロしてたっぽい



休みの日くらい飯作れよ、そう思いながら夕食を作ったその翌日出来事だった



今日は私がゴロゴロしたいんだい!

そもそも仕事って言っても在宅ワークで早々に終わるキチのくせにこっち帰ってきてから毎日遅くなる私が夕食作っててもううんざりだった



子供がお腹すいたと言い出し、キチが焼きそばを作り出した



しめしめ、、、



そう思っていた



焼きそばの匂いが家中からして下の子が食べ始めたタイミングで上の子も食卓に来た




キチ「あれ?来たの?」



キチ「ご飯食べる?食べるなら作るけど?」



だとよ



来たの?じゃねぇだろ、バーカ



普通さ、全員の分作らない?

自分と下の子の分しか作ってないとかありえないんだけど



前に指摘したら「だって鍋に二人分しか作れないんだから仕方ないだろ!!」って発達憤怒起こしてたな



可哀想な上の子



食事の時間に食卓に自分のご飯がないなんてありえない(私のもないんだけどね)



まあ、そんなこと言うなら私が作れって話だよねーそうだよねーだよねー



キチに作らせたらへっぽこ過ぎるという話



私ならフライパン2個か出してでも全員分作るけどね?



馬鹿だから仕方ないか



あー今度やってみよっかな



キチがゴロゴロしてたらキチ以外の食事作ってキチ以外の家族で食べ始めんの



キチがのそのそ食卓にやってきたら



「あ、食べんの?食べんなら作るけど?」って言ってみよ



ねえ、どんな気持ち?

ねえねえ?

家庭菜園をしだしたキチ



なんの知識もないくせに


水に浸したキッチンペーパーに種をまいた



私のお気に入りのケーキ皿にこれを載せ、外に出したのだ



そして



赴任先に帰る時

「毎日朝晩2回これに水をやってほしい」と言って来た




いやもうツッコミどころ満載である




まずケーキ皿をやめさせ


朝晩外に出るのも大変だから室内に置いて欲しいと言ってみる



キチ「温度が足りないんだよ!!

こんな室内の温度じゃ発芽しない!!

温度が必要なんだから!温度が!!」




もうこの時点で植える時期間違ってんじゃねえの?って思ったんだけど、めんどくさいから黙ってた



渋々朝晩水をやる


めちゃくちゃ面倒くさい



ただでさえ仕事前の忙しい時間に、

仕事から帰ってクタクタで夕食作りをしなくてはいけない時間に


1ミリも興味のない種に水をやる


発達を怒らせないためにするのだ



赴任先から戻ったキチ



種をキッチンペーパーから取り出すもほぼ枯れていた



キチ「水が多いんだよ、、こんなに入れて」



ニモ「いや、夕方帰ったらカラカラだったから今日は多めにあげたんだけど?」



キチ「失笑」



キチ「そういうのじゃないんだよな」



キチ「そもそも土に植えないといけなかったのに」



キチ「ニモが水やりちゃんとしないと思ったからキッチンペーパーにしたんだけど、本当は土なんだよ」



キチ「はぁーーー全部無駄になった」





は?


私が悪いの?



これで「私が悪いの?」って聞いたら漏れなく発達憤怒を起こして



「誰も悪いなんて言ってないのに、またそうやってすぐ誰が悪いだの言ってくる!!」


「ぼくちんはまーーったく、悪いなんて言ってない」


「そっちが誰が悪いとかすぐ決めたがる!!」



とか言い出すから

そっとその場を離れた



無駄になったのは私の時間だろ


どうせ芽なんて出るわけもない時期に知識不足が種まきやがって


朝晩の水やりの貴重な時間を返せよ、馬鹿がよ