赴任先に帰る直前のキチが


ズボンの裾上げを出して、受け取ってない事に気付く



「あぁぁー!!ニモ!!ズボン取りに行くの忘れてる!」



なぜか私に言うところがね、なんかね、ちょっと引っかかるね


私関係ないやろがい


自分で自分の服を出したんだろ?


確かにズボン出す時、近くまで一緒にいて出した事は知ってたけど別行動してたしな


お前が出したのになんで私に忘れてんじゃん!みたいな言い方なんだよ



知るかよ



とは思ったけど、

言ってもどうせ伝わらないし、発達憤怒起こして人のせいにして余計ややこしいから軽くスルー




「そうなんだー」とだけ返した



キチが赴任先に帰るその日は、

キチに頼まれて

子供の習い事に送るついでにD駅までキチを送ってやることになってた


D駅は習い事とは逆方向


習い事に間に合うようにキチのためにいつもより早く家を出なければならない


キチ「今からズボン取りに行って赴任先帰るからやっぱりボクチンを裾上げ店に送って」

だとよ


裾上げ店は習い事と同じ方向


しかし反対車線だし、あの道停めれないしな

面倒だな、習い事に遅れないようにしないといけないのに!


でも仕方ない


「店の反対側でおろしていい?」と言うと「うん」と言う


車で向かっていると


「じゃあT駅ね!」と言い出す



「……は?」



T駅は裾上げ店と家の間


つまり


裾上げ店→キチがズボンを取ってくるのを待つ(多分クソ遅い。普通の人の3倍かかるw)→T駅まで戻る→習い事 

ということになる



いやもう裾上げ店から勝手に歩いてT駅まで行くのかと思った


こっちも習い事の時間あって
今日これから一日ずっと暇だからとことん付き合うよ⭐︎ってわけじゃないことは知ってるだろうし



てか

それならさ


「裾上げ店に送って」じゃなくて



「裾上げ店寄って」だし


「裾上げ店で待って、そのあとT駅から乗るからT駅に送っていける?」ってあらかじめ言わないか?




こっちの都合って言葉知ってます?
なにさも当然かのように
世界がボクチンに合わせるもんだ、みたいに言ってんの?


ニモ「いや、T駅まで戻ってたら習い事に間に合わない」


「時間的にどんなに頑張っても「裾上げ店で降ろすしたあと少しキチを待つ」時間くらいしかないんだよね」


「キチを待って、T駅戻ってってしてたらそれは無理だわ」



キチ「じゃあどうすんのッ!?」



「裾上げ店で待つから、キチ乗せて、先に習い事送って、そのあと習い事の最寄駅に送ろうか?」


と優しい提案をしてみた



そしたら


キチ「はん!w(鼻で笑う)」


キチ「そんなことしたら習い事についた時点で新幹線で出てるwww」



だってさ

なに、くっそバカにした言い方してんだよ


ニモ「じゃあさ、ズボン今度にしたら?

今すぐ欲しいわけじゃないでしょ?」



キチ「次の帰省は3週間後だからそれは無理でしょw」



……。



ニモ「?」


ニモ「…え?何が無理なの?」



キチ「3週間も待ってくれないw」またまた嘲笑う



ニモ「……え?誰が?誰が待てないの?」 



キチ「裾上げ店の人!!」



ニモ「あぁ…いや、私が明日取りに行くよ?」



キチ「だから!!そんなに待ってくれないって言ってんの!!


捨てられる!!(捨てるわけねぇだろw)


本当はさ、今日が受け取り日って言ってるんだよ!?


それなのに今日取りに来なかったらさ……」



ニモ「だから!」



ニモ「わ、た、し、が、明日!!取りに行く!!

わかる??理解できる??」




キチ「………」


キチ「じゃあ受け取り書渡す」


ニモ「うん、で、どうする?

ここを曲がったらD駅だけど?」



当初の時間通りでD駅と習い事の分岐点に差し掛かったところだった



まだD駅に送る余裕はある



新幹線はD駅が一番近いのだ




そしたら


なんて言ったと思います?



キチ「あ!いつも行くセブンが改装中で閉まってるぅーー!!!」


だってさ


あ、これ普通の人だと意味わからないでしょ?


あのね、改装中のコンビニが目に入ってそれに全部持っていかれたらしい



キチはいつもそう


どんなに大事な会話中でも目にしたもの、気になったものに意識がいく



脳が全てそっちにいってしまう衝動があり、会話中である事、今は会話に集中しなくてはならない事などの認識が著しく欠落している


これはADHDの典型的な症状だろう



私はここまでの会話の通じなさと

さらにキチのズボンのために

あれこれ提案してやってるのに

そんな事お構いなく

興味のある話に衝動的に食いつくその様子に心底うんざりした



こっちはさ?

お前のためにやってやってんだけど!?


全部!

お前の話だろうが!!


何故もっとやってもらってる事に対して感謝の意を示して集中して話せねえんだよ、このアスペがよ!!



と思ったけど、実際の私の反応はもはや「無」である




私は真顔で勝手に習い事方面へ車を曲がらせた



すると子供が


「ねえ!!パパ!!ママが聞いてくれてるんでしょ!?」


「なんで答えないの!?」


「どっちに行くの!?」


と、声をかけてた




あのね?子供達、よく聞いて?

お母さん、もうね、

どうでもいいの、こんな奴


ごめんね、折角言ってくれたのに。


でもね、コイツ、どうせまた同じ事するんだよ

直ることはないの


だからね?

何を言っても無駄なのよ

時間の無駄

労力の無駄


どんなに泣いて頼んで土下座しても無理なのよ

私の話なんて聞いてないの

聞いたふりしてても実際はやらないの


そもそもコイツには理解できないの


「ボクチンが大丈夫だからする!」


それだけなのよ


「ボクチン」以外の人が存在してて、その人にも自分と同じように心があるなんて死んでもわからないのよ



そう思うと私も随分宇宙人への理解ができるようになったと嬉しく思います

別の日のこと



鍋をした




全員お腹いっぱいで少し残した




キチが「あとで食べるから置いといて」と言ったので、そのままにしておいた



夜中にズルズルと鍋を貪り食っているのが目に入った



翌朝起きると残り汁だけ残った鍋がまだコンロに置かれていた



キチ「雑炊作るんだから!そのまま置いといて!」というではないか



直箸で、火も入れず食べて、そこから一晩、、腐るぞ、と思ったけど無視した





しかし、昼になり、夕方になっても雑炊を作る気配すらない



流石に一度火を入れたがなんとなく嫌な匂いがした



もうダメかもな、、そう思ってた




その日の夕食はキチの当番だった



雑炊のことを忘れてるのか鍋の中は汁のままで、他の料理が出た




ニモ「いや、もうこの鍋、無理でしょ?腐ってるよ?捨てるよ?」



というと



「腐ってない!!食べるから置いといて!!」

と烈火の如く怒鳴る




はぁ、また始まった、、



とにかく食材が捨てられないのだ




例え腐ってても、


例えプラスチックをとかしてても、、



(コレ↑)



何度腐ってるよ、と言っても



「腐ってない!ボクチンが食べるから捨てないで!!」と言うからもうどうしようもない



仕方なく私はまた火を入れた



ちなみにバカキチは一度たりとも火を入れてないし、私が入れてることすら知らない



こんなもん、こんな季節で、蓋して2日も置いてたらカビだらけになってんぞw


そんなことも知らないのかww

てか、さっさとカビだらけにしとけばよかったww




さて翌日の昼



いそいそと雑炊を作るキチ



米を結構な量入れ、卵も使い、大量の腐敗雑炊が出来上がった




キチ「みんなも食べて」





え、、、


食べたくない




キチ「たくさん作ったから!腐ってないから!うん!美味しい!」



キチ「せっかく作ったんだから食べてよ!」




そう言われて渋々一口食べる




酸っぱい


そして腐敗臭がすごい




あーー、、卵も米も勿体無い


こんなのに混ぜなければ卵焼き定食でもできたのに



なんでコイツはいつもこうなんだよ、、、

人の忠告もなにも聞かず、自分自分だよな



あ、そうか



キチの世界には自分しかいないんだったな






これをズルズルと食べるキチ



バカっていいな、と眺めていた



私も子供も残したら非常に機嫌が悪くなってたが別にどうでもいい



三杯食べて箸を止めたキチ

まだ大量に雑炊は残ってる




ニモ「雑炊、また後で食べるでしょ?置いとくね」




キチ「もういらない」



ニモ「え?」



キチ「もう食べないから捨てて」



ニモ「なんで?」



キチ「もう食べないから」



ニモ「でも、今食べてたじゃん?」



キチ「もうお腹いっぱい」



ニモ「だから、あとで食べれば?美味しいんでしょ?」



キチ「美味しいけど、もういらない」



ニモ「なんで??」



キチ「もう食べないから」




だってさw

また宇宙人アスペ、会話通じてないw



絶対最後まで腐ってるからとか、これ以上置いとけないからとか言わないのよねww



腐ってたことは意地でも認められないアスペw



そこは察してやらずに深掘りしてみた



ニモ「あ、やっぱり腐ってたからだよね?」



キチ「いや、腐ってない!美味しかった!」



ニモ「それじゃあまたあとで食べたらいいじゃん!美味しかったんでしょ?」



キチ「いらない、もう食べない」



ニモ「え、なんで?美味しいのに?」



キチ「美味しいけど、もう食べない」



キチ「せっかく作ったのに!みんなが食べてくれないからもういらない!!!」




はい、最終的に人のせいいただきました!!




今、私たちが食べなかったことなんて1ミリも関係ないっすよ?w



なんで私たちが悪者になんのwww




あのね?そこはね、



「腐ってるの薄々気付いてたけど、勿体無いからご飯と卵使って雑炊作ったらやっぱり腐ってて全部無駄にした


我慢して三杯食べたけど、もう限界



早くに判断してれば被害も少なかったのに食材をさらに無駄にするような判断してしまってごめん」




って言えるようになったら通常発達になれるんだよーー??ガンバ!

料理はなかなか高度な家事だと思ってる




買い物、調理、後片付け、、そのどれもが必要不可欠で、そのどれもに手間がかかる



つまり



高度なことが無理なキチには料理は難しい、というわけ




だけど、やたらと料理をしたがる




前回帰った時は、私が値引きの度に牛すじを買って大切に冷凍ストックしておいた数パックを見つけて



「冷凍庫が牛すじだらけで邪魔だから使う」と言いだした




ただ単に牛すじが食べたかったんだと思うんだけど、そうは言わず人のせいにするあたりがキチ






冷蔵庫にうつして解凍させて



なんかの料理に使ってたが、下処理もイマイチだからせっかくの牛が台無しになったな、と思ってた



するとどうだろう



それから1週間以上経って冷蔵庫の奥から1パックの牛すじが出てきた



自分が何パック冷凍庫から出したのか把握すらせず料理したのだろう



使い忘れてた、と言う訳



パックの後ろは血が真っ黒になり明らかに腐敗していた



しかし



自分の失敗であると認めたくないキチは






「あれー?牛すじ使ってないのー?」と言うではないか




ニモ「いや、そんな奥に1パックあるなんて気付かないし、そもそもキチが出したやつじゃん?」




「えー?使うと思って置いといたのに」




ニモ「使うなんて言ってないよね?


使ってね、とも聞いてないし。


そんな奥にあるの気付かないよ。



そもそも先週牛すじ使ったのキチでしょ?


その時使い忘れたんだよね?」



「ボクチン忘れてない!使うと思って出しといたの!!」




そう言って真っ黒なそのパックの匂いを嗅いで


「大丈夫だよぉー!腐ってないから食べれるよぉー!」と言ったのだ




自分のせいで食材を無駄にしたくない、その一心なのだろう



アスペはトラブル解決方法も普通の人のそれとは違っていてすごいな、と思った



ニモ「いや、腐ってる。真っ黒だし。



もういいから捨てて。」




そういうと



なんて言ったと思います?



「ええーー。。勿体無いことするなぁ。



まだ食べれるのにぃー。」



だとよ



結局悪いのは私ってことでよろしいですかねw?

子供と山登りに行くって言って



何週間も前から子供に防水のジャンパーを出しておくよくに言ってたキチ




キチの防水ジャンパーはここ最近見てない


ジャンパー専用の入れ物だけがずっと放置されていた




「子供のはいいんだけど、キチのは袋しかないよ?」


と言うも


「えーどこ行ったんだろー?」と言ってたから


まあどっかに片付けた記憶があるのかな、と放置してた




で、出掛ける前日



「ぼくちんの防水ジャンパーどこだっけ?」


ニモ「だからないって!クローゼットに袋だけはあるよ?」



「そっか」



そしてゆっくり飯を食い、いざ用意に本腰を入れ始めると



「ぼくちんの防水ジャンパーがない!!!


袋だけがあった!!!」と言い出したではないか





ニモ「…うん、だからそう言ったでしょ?」



「そんなこと言った!?」



ニモ「2週間前も言ったし、15分前も言ったけど」




「えーーー!どうしよ!あれがないと行けない!」




ニモ「ちゃんと探せばあるんじゃない??」




そこからガサガサ探してたけど、まあ、目の前にある物も見つけられない視野の持ち主なんで、見つかるはずもなく、



「UNIQLO買いに行ってくる!」



閉店ギリギリのUNIQLOに駆け込み、その後食料品も買うとかで結局3時間くらい帰って来ず、ホクホクしながら食料品と帰ってきた




そこから用意して




やっと出掛けたと思ったら






UNIQLOのジャンパー、ソファの上に置いたままだったyo……





特性ってすげえや、って話でした




ちゃんちゃん♪

ババアからのプレゼントは本だった



私の知らないところで、直接子供と連絡をとってババアは子供に言われた本を買っていたらしい






これな



なんで怒られたのか今も謎




ババア、本人に聞いてんじゃん



ケチつけるどころか子供の希望通りじゃん



事実とは異なることで、さらに勝手にこうに違いないと想像して怒られるってなんなんだよ





で、話は戻って




プレゼントは


リクエストの本一冊だったのだが



それだけでは足りないと思ったのかなんなのか



見栄っ張りでケチなババアは、そこにまた自分の家の不用品を入れることを考えついた



こうすれば、金を1円もかけることなく、不用品は片付き、プレゼントは水増され感謝される





一石二鳥ならぬ三鳥だ






今回の不用品は

キチが小さい時に買った「羅生門」などの名作の本5冊



しかも一冊がでかい





………。




お、、おう……



小学生ならまだしも、、、



こんなんいらねw




実はキチが子供の頃持ってた昆虫図鑑だの、星の観察絵本だのを


累計すると既に10冊ほど実家から持って帰ってきており、



経年劣化でボロボロのその表紙と古い情報で誰も読まないからキチに内緒で引っ越しでそのほとんど捨ててやった




まだ持って帰ってくるか?




てかまだあるのか?




勘弁してくれ




まずね?



お前のゴミは他の人にとってもゴミであることに気付けよ




なんでゴミをプレゼントに変えんの?



私たちなら喜ぶと思ってんの?



それはちょっと傲慢なんじゃない?




ゴミはゴミだよ



どこに行っても




本一冊なら何も思わなかったのに、ゴミが入ってることでウンザリした



まさに余計なものである





いや、



でもまあ




今回はキチの言う通り




これの通りになったと言っていいのだろうか



確かにケチをつけた訳だしwww



じゃあ怒られたのも意味があるってことか笑



まあゴミをプレゼントとして認識するのかの判断は微妙だけどね




あくまで



私は



プレゼントの本にケチをつけたのではなく、



ゴミをプレゼントしてきたことにケチつけてる訳だしw





 

あーどうせ、新居に来る時も大量の自分の不用品を新居祝いに持ってくるだろうな



100平皿賭けてもいいwww