<ж 6 ж 急行「たてしな51号」-昭和49年(3) 両毛線 足利花火大会臨時ダイヤ>
足利花火大会
8月7日土曜日。栃木県足利市で行われた花火大会に行ってきました。
益子を1時過ぎに出発して途中おつまみ等買い出しの寄り道をしながらも1時間半で両毛線富田駅着。北関東道路は便利だなー。
富田駅の駐車場は300円。ここから1駅両毛線を利用します。
会場付近に無料駐車場もありますが、けっこう歩くみたいだし帰りの渋滞に巻き込まれるのはまっぴら、という事でこの1駅電車が毎度のパターン。でもみなさん真似しないで下さいね。だって富田駅の駐車場は狭くて多くは停められず、来年「満車です」と断られたら困りますから。(うわ~、わがまま。)
イベント時のみ駅員がいるらしい窓口で足利往復切符を買って、―これは絶対。帰りの足利駅切符売り場は長蛇の列。あっ、スイカを持っていれば関係ないですね。―冷房の利いた車内からすがすがしい田園風景を眺める事7分。灼熱の足利駅到着です。
駅から花火大会会場までは南口を出てまっすぐ行けばすぐに到着。4時過ぎに田中橋近くの堤防上に陣取りました。例年ですと堤防斜面に陣取るのですが今年は一帯が芝生養生の為に立ち入り禁止。なので堤防上に、となったのですが、早速ビールを一本空けて炎天下ごろんと横になれば「あれっ、結構気持ちいいぞ」。やっぱり平坦な場所は楽ですね。それに堤防上の為か心地よい風が時よりさらりと流れて。
でも熱かったです。
この場所は打ち上げ場所からは少々離れているのですが帰りの早急脱出を考えるとベストポジションとなります。ただし仕掛け花火はまずその文字が見えませんしナイアガラからも遠くなります。ただし7号以上の大玉は少し上流での打ち上げになりますので真正面少しずれくらいの見え方に。
それに今年は目の前が立ち入り禁止なのでたっぷり広いスペースとなっていてなんだか開放的。でもこの場所に収容されるはずであった人数は何処へ押しつけられるのかな。
なかなか傾かない太陽と戦う事約2時間。さしもの彼も力尽きて西の空を赤く染めて名残を残すのみとなり、それを祝うように蝙蝠が飛び始めるといよいよ花火大会の始まりです。
風に乗って聞こえてくるお偉いさんの紹介や挨拶が終わればまだ青さを残している夜空に「ドーン、ドドーン」。
スターマインはやはりちょっと遠くて今一つ迫力に欠けたけど、
大玉は目の前でドーン。
スターマインも良いには良いのだけど、なんだかやはり駆け出しアイドルグループみたいで華やかさばかりという感じ。
一方大玉は大物スターという感じで一人で夜空いっぱいに大輪を咲かせ、腹にもドンと響いてきます。やはりこちらの方がいいなー。
連発ともなれば豪華共演といった感じ。
しだれ方も見事。
ところで立ち入り禁止であふれた人たちはここに集まったみたいです。
付近の道路は4時半から歩行者天国になるのですが、田中橋上は立ち止り観覧禁止。でもいつもは「立ち止まらないで下さい」と声を枯らしている警備員も今年はその人数に負けてしまったようで初めこそ叫んではいたものの。
さてあっという間に2時間がたちいよいよシメのナイアガラ。
少し間があるのでその間に宴会の片づけをしてあとはシートをたたむのみという帰りスパートの準備。
横一線に白い光が走ると皆が前の方に集まってきます。
でもそれは殺気立ったものではありません。
「すみません見せてください」
「どうぞ、どうぞ」
あちこちでスペースを譲り合う和やかな光景が見られます。
いつからなのかは解りません。私が初めて足利花火大会を見たウン10年前もシメはナイアガラでした。みなこのシメのナイアガラには思い入れがあるのでしょうね。
一本に繋がっていた白い光のところどころが切れてきてやがて最後の一筋がすぅーっと消えていくと花火大会は終了です。
即座にシートをたたんで撤収。すでに道は帰りの人で渋滞が起き始めています。
その歩行者天国にはゴミが散乱。
立ち入り禁止を無視してなし崩しに観覧席になってしまう事もなく終始朗らかでマナーも良かった大会だけにこれはちょっと残念。
空いている側道を利用して駅まで2分。
電車は行ったばかりで少し時間があったので、トイレに寄って行こうとしたら大混雑。並びかけていたら行ったはずの電車が遅れていてまもなく到着するとの案内。用は富田で足すことにして改札に向かったところで電車到着。駆け込み余裕乗車して(このくだりは別記事で)大会終了後30分とかからず富田駅に帰った来ました。
しかし、花火の撮影は難しいなー。
ちなみに帰り、壬生付近を走行中巨大な流れ星を目撃しました。
火球というやつでしょうか。
よく見るすぅーっと一筋ではなく、青白く光る大きな頭が破片をまき散らしながら太い尾をずずっと残しつつ1秒ほど天空を横切ってボッと最後のひと光。
それは尺玉花火よりも力強く綺麗にも思えました。
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