両毛線 足利花火大会臨時ダイヤ
8月7日、足利市で花火大会が行われそれを観に行くべく両毛線の富田~足利を利用した。
富田に着いたのは15:10頃でおしくも15:05高崎行が出たばかり。30分程の待ち時間となった。
その間駅内外をうろうろ。おりよくやって来た下り115系電車の写真を撮ったり
ポスターや貼り紙をながめたり。
その張り紙の中に花火に伴う臨時列車を含めたその日の時刻表があってそれを見てにんまり。
なぜかその時刻表には列車番号と使用車両まで書かれている。
saiさんはそれの何がすごいのか解らなかったのでちょいと説明。
115は緑とオレンジの電車、107はあのピンクのラインが入っているやつ、211は銀色で、その後ろに書かれているのは繋がれている車両の数。
しかしなんでこんな事まで書かれているのかなと思いつつ他の掲示を見れば夏季半自動扱いの案内。
なるほど、この為の使用車両表示なのか。
しかし、時刻表には何の説明も無いので普通の人には解りづらいだろうなー。
それにしてもこの掲示。
211系はしっかりした写真と説明になっているのに115系と107系はちょっと手抜きじゃない?
しかも写真ひしゃげているし。
ところでこの時刻表を見て驚いた事が1つ。
それは21時台の列車が14~12分間隔になっている事。
なんと間隔が空いているのだろう、
と思うのは都会感覚の人。
両毛線における12分間隔は山手線の2分間隔運転に匹敵する過密さなのだ。
両毛線は単線なので1つの駅間が1つの閉塞区間となっている。つまり1つの駅間に1本しか列車を走らせる事が出来ない。
そして富田~足利間の所要時間は6分。
つまり12分間隔で列車を運転するには、足利においては上り列車が着いたら即座に下り列車を発車させ、一方富田でも下り列車が着いたら即座に上り列車を発車させる。
これを繰り返さないと12分間隔の運転はできないのだ。
はたしてうまくいくのであろうか。
と、言うまでもなく毎年うまくいっていない。この日の両毛線の夜は大混乱ダイヤとなっている。
はたして、はたして今年は……。
さて、行きに乗ったのは15:42発460M。211系だ。
ポスターにあったようにボタンを押して、と思っていたら富田、足利共に自動ドア扱い。定刻運転であった。
そして帰り。
シメのナイアガラの最後の一筋が消えるとともに駅に向かう。
生憎21:11の臨時小山行きが出たばかりで10分少々の待ち時間がある。
そこでトイレにでも寄ってと思い長蛇の列に並んだらホームから聞こえてくる
「まもなく遅れています21:11の列車が到着します」
の声。
そこでトイレは富田で済ませる事にして、やはり長蛇の列の切符売り場を横目に改札を通る。
こちらは富田で往復切符を買っているのでこの列に並ぶ必要はない。
と、一番線に列車到着。乗り損ねてはと跨線橋を駆け上がり駆け降りて「お急ぎください」の放送を背になんとか階段すぐの最後尾車両に乗り込んだ。
車内は混んでいた上、駆け込み押し入り乗車なのでドア際に立つ事になったがこれは富田で降りるには都合が良い。
ところが、遅れているのですぐに発車かと思っていたら「お急ぎください」の案内が何度も繰り返されるばかりで一向に発車しない。
だんだん中の方へ押し込まれたきた。
これが山手線辺りであれば発車時刻になればどんなに乗車客がいても情け容赦なくドアを閉めるのだが、足利駅ではつい普段の習慣が出てしまうのかお客の姿がある限り発車を待ってあげている感じだ。
しかし、花火帰りの客は途絶える事は無い。
結局10分程遅れの発車となった。ラッシュに慣れていないなー。
走り出せば全速力。
都会の様にダイヤが乱れると前に列車が使えてノロノロ運転という事は無い。発車すればもう富田まで前を走る列車はいないのだから。
そんな一生懸命走る列車の中で考えた。
そもそもこのダイヤ通りに列車を走らせる事は無理だったのではないのか。
富田~足利間を12分間隔で走らせるのには足利~山前間も12分間隔にしなければならない。
つまり片道6分で行けばよい事になる。だが足利~山前の所要時間は4分。よって山前でも即座に列車行き違いを行えば2分の余裕ができ、それを足利での乗車時間に利用する事が出来る。
しかし、2分停車じゃねー。
とにかく目いっぱいの本数を確保してあとはなるようになれという感じなのかなー。
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