物事は「連」なるもの | 「猫やとらじ」の十猫十色

「猫やとらじ」の十猫十色

山梨県甲斐市 竜王駅から徒歩12分 猫雑貨のお店
イベントを企画したり、猫も作ったり
社長「とらじ」をはじめとする5匹の猫と店主のおはなし

 

2024年5月3日 午後11:11

れんちゃんが、虹の橋を渡りました

眠るように、逝ってしまいました

我が家に来て、14年目を迎えようとしていた時でした

 

かいちゃんの時も、らいくんの時も

その最後の時まで、いつも寄り添っていたのは

れんちゃんでした

 

2匹がいなくなった後の、れんちゃんは
いつでも寂しそうでした

4か月・・・・頑張っていたのかもしれません

 

 

れんちゃんは、「連」

物事はすべて、連なるもの・・・・そんな意味で名付けました

 

13年前に亡くなった、えんちゃんという猫がいました

お客様みんなに、愛された猫でした

「縁」のえん でした

 

そのえんちゃんに似ている猫が、譲渡会にいると

お客様の間で、話題になり

迎え入れることになった猫でした

 

人懐こかった えんちゃんと違い

れんちゃんは、人を寄せ付けませんでした

似ているけど、ぜんぜん似ていない猫でした

 

我が家に来て数日間、飲まず食わず
カーテン越しの、カンカンと陽の当たる窓際から

動こうとしませんでした

その後も、人間には一切慣れず、家庭内野良となったのです

 

1年後に、目が見えてないことを知り

なぜ、今まで逃げ回っていたのかを理解し、接し方を変えました

そして徐々に、かいちゃんや らいくんと 仲良くなり

家庭内野良は、家庭内半野良に変わっていきました

 

 

 

かいちゃんが亡くなって、らいくんと続いた頃

れんちゃんも、この2匹と同じようにやせ細っていきました

しかし、検査をしてもどこにも異常がなく

何故に・・・・??という、診断でした

 

2匹がいなくなってしまった後は

いろいろ奇跡としか思えない出来事が起こりました

店主の膝に手をかけ、ごはんを催促したり

店主の帰りを玄関で待っていたり

一番は、お店の取材でテレビカメラが入った時に

カメラの前でパフォーマンスをするという信じられない事が起こったのです

 

とにかく、この4か月は奇跡の連続でした

 

 

昨日のお昼までは

ごはんを催促し、店主が帰ってくると玄関まできていたのです

 

 

それなのに・・・あっという間でした

 

 

れんちゃんは、ずっと時間をかけて

かいちゃんと らいくんのために

たくさんのエネルギーを使っていたのかもしれません

2匹がいなくなった後も、食べても食べても追いつかない様子でした

そんな・・・なんていうか、神がかっているような感じなのです

 

昨日のお昼までに、あんなに食べたごはんは

いったいどこに・・・・

細くなってしまったれんちゃんの身体をずっと撫でながら

いつ逝ってしまったの??と思うくらいに

静かに息を引き取りました

 

この4か月は・・・・もしかしたら

かいちゃんと らいくん からの

申し送りを全うしたのかもしれません

れんちゃん!猫やとらじの猫として、お仕事してきてね!

それから、ちゃんと甘えてきてね!

・・・って

 

 

 

そういえば・・・

かいちゃんと らいくんのときに、お客様からいただいたガーベラの鉢植えが

今日、再び花を咲かせていました

明日、そのお花を、れんちゃんに手向けます

 

すべての出来事は、連なるものだから

 

 

 

今夜は、れんちゃんを抱いて寝ます 

初めてだね・・・・れんちゃん