雲ひとつない青空でした
かいちゃんは、この空を迷うことなくまっすぐ上っていけたと思うのです
昨日、みなさんからいただいたお花と
目印の赤いガーベラを持たせて
かいちゃんは、旅立ちました
火葬場の方に
「たくさんのお花に囲まれて女の子みたいですね」と、言われました
違うんです
かいちゃんは、たくさんのお花を持って
これから、空の上で
猫やとらじに関わったお家の猫ちゃんたちと
会ったことのない猫やとらじの先輩 えんちゃんを探さなくてはなりません
えんちゃんが虹の橋を渡った後、かいちゃんがやってきたのです
かつて、えんちゃんが亡くなった時
えんちゃんは、ガーベラの花のようだと・・・・
それから、えんちゃんの命日には、ガーベラの花をたくさん飾るようになりました
そして、ガーベラの花を持って虹の橋に行けば
きっと、えんちゃんが迎えに来ているはず・・・・ガーベラが目印
そんな私の勝手な想いが
いつしか、親しい友人の猫ちゃんが虹の橋を渡るときも
必ず、ガーベラを１本捧げるようになりました
かいちゃんは、目立つように赤いガーベラと
猫やとらじの猫証明書を持って行きました
「ぼくは、猫やとらじの かいじで～～す！！」
「えんちゃんはどこですか～～～～！！！」 って
そしたら、きっと
「あっ！猫やとらじの かいちゃん！！
ぼくは、○○の家の ××だよ」 とか
「ぼくの飼い主さんと、猫やとらじの店主さんはお友達だよ」 とか
そして・・・・
「かいちゃん！ぼくは、猫やとらじの接待部長のえんだよ はじめまして」 って
えんちゃんと出会えているかもしれません
かいちゃんは、今頃
たくさんのお花をみんなに渡しながら
あのお得意の友好的な活動をしているのではないかと思うのです
さみしいのです
寂しくて仕方がないのです
でも・・・・そうやって、かいちゃんは
ガーベラやたくさんの花を掲げて
他の猫ちゃんたちと仲良くしているかもしれない・・・・と、想像すれば
かいちゃん、みんなと仲良くね
わたしも、まだこの世で頑張るからね・・・ありがとう
そんな風に思えるのです
私たちが、この世界で争うことなくいがみ合うことなく繋がっていくことが
虹の橋の向こうにいる子たちの幸せに繋がっていくのだと・・・・信じているのです
かいちゃんとの生活は、本当に楽しい日々でした
２０１１年５月１７日
小さな体から、信じられないほど大きな声で鳴いていた白黒の猫
この時は、まだ マルちゃんと呼ばれていました
虐待された経験があり、身体にたくさんの傷跡がありました
今日から、うちの子になるんだよ
そう言って、その小さな体をぎゅっと抱きしめました
杉本彩さんから、命のバトンを受け取り
「かいじ」と名前が変わった日です
しばらくは、不安からか
昼夜、鳴き、いろんなところにおしっこをしてしまいました
どうしたらよいのか・・・・本当に悩んだ日々でした
でも、ある日
かいちゃんをぎゅっと抱きしめて、大丈夫だよ・・・と
そこから、おしっこ粗相もなくなり、無駄に鳴くこともなくなりました
かいちゃんは、遊び方も知りませんでした
おもちゃで遊ぼうとすると
それをくわえとってどこかに仕舞い込んでしまいました
ものすごく、根気よく、遊び方を教えると
５匹の中で、一番遊び好きな子になりました
そして、私の超ストーカーと化した かいちゃんでしたが
どの猫とも仲良くなれる とっても友好的な猫でもあったのです
本当に、本当に、かわいい子でした
大好きな、大好きな、子でした
かいちゃんとの生活は、毎日がとっても温かい日でした
もう、PC作業をしながら、かいちゃんのふわふわした体に
顔を埋めることができないのかと思うと
本当に、心が張り裂けそうになります
１２月は、猫やとらじが始まった月で
クリスマスイブに、えんちゃんが虹の橋を渡っていて
猫やとらじにとっては、特別な月でした
そして今・・・・
７日に、かいちゃんがなくなり
８日に、空に旅立ち
９日は、猫やとらじの始まった日
２４日は、えんちゃんの命日
２４日の夜は
えんちゃん＆かいちゃんサンタがやってくる日
１２月は、特別な特別な特別な月になりました
今日も、お花を届けてくださった方々、本当にありがとうございます
そして、たくさんのSNSのコメントや
メールやLINEをありがとうございます
まだ、ご返信が出来ない状態で、すみません
でも、ひとつひとつ、ありがたくうれしく拝見しています
みなさん、かいちゃんを可愛がってくださって
ほんとうに、ありがとうございました
