マユのいろんな気持ち | <ねこたまごボラ日記>

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ねこたまごのボランティアが綴るシェルターの猫達や預かり猫達の日常

 

ぼくマユ
1月の初めに道南の多頭飼育崩壊した納屋からやってきたんだ

 

 


一緒に保護されたとら太と過ごしてたんだけど、ある日とら太が病気になった
肺炎とFIPっていう病気らしい

とら太の調子が悪くなった日の夕方、いつでも病院へ連れていける人のおうちへぼくも一緒に移動した

 



初めてのおうちだし、とら太はずっと横になってるし…
ぼくはどうしていいのかわからなかった

「マユくん不安なんだね」とおうちの人が抱っこしたり遊んだりしてくれた


これは不安な気持ちと言うらしい

ぼくはとら太が気になって、ずっととら太の横にいた
とら太が何か飲ませてもらうたびに、ぼくにもおやつをくれた
おやつはおいしかった!

とら太は朝のまだ暗いうちに動かなくなり、ぼくはひとりぼっちになってしまった



それから数日して新しい家族が決まった弥生ちゃんという女の子がやってきた
新しいおうちにいくまでのほんの少しの間ここにいるらしい

 



弥生ちゃんは小柄な女の子で、ぼくはひと目で弥生ちゃんのことが好きになった

好き過ぎて弥生ちゃんの上に乗ったら、おうちの人にダメって言われてしまった…
(※マユは去勢済みなのに💦)

何度も繰り返しているうちに、おうちの人が弥生ちゃんをガードするようになった


弥生ちゃんのお尻魅力的だったのに残念…

弥生ちゃんとの日々は数日で終り弥生ちゃんは新しい家族の元へと行ってしまった



そのあとすぐにぼくは動く元気がなくなってしまった

ご飯は食べられる
でも動く元気はない
ぼくどうしちゃったんだろう…

 



そしてぼくは病院へ連れて行かれた

ぼくもとら太と同じFIPという病気になった
そして黄疸が出ていて肝臓も良くなかった

その日からお薬が始まった


ここのおうちにはお兄ちゃんとお姉さん猫がいる

お姉さんはいつも転がっててのんびりしている

 



おうちの人の肩にジャンプして乗ったり、いつも走り回っているお兄ちゃん
そんなお兄ちゃんをぼくはいつも目で追っていた

ぼくの遊びたい気持ちがいっぱいになった頃遊ぶ元気が出てきた!

 



元気に動けるようになったのに苦いお薬は続いたけどまぁ我慢…

 

自由に遊び回れるようになった頃ぼくはおうちの人にも興味が出てきた

「マユくんそれは甘えたい気持ちだね!」

おうちの人にとびついて髪を引っ張ったり、ボタンをかじったりするのが楽しすぎる!


おうちの人は痛い!って騒いでたけどぼくは気にしなかった

そしたらぼくは爪を切られてしまった
んーーー何か解せない


ぼくはある日気づいてしまった

ぼくよりもお兄ちゃんの方がいつも先におうちの人にくっついてる!

ぼくは順番をまたずに間に割り込むことにした

 



マユそれはヤキモチだよー 笑

この気持ちはヤキモチと言うらしい

ぼくは今ヤキモチ真っ盛りだ!



それなのに新しく小っちゃいのがやってきた

ぼくのヤキモチがまた増えた

 



小っちゃいのはしょっちゅう何か飲ませてもらってる…

おねだりしてぼくもお皿にいれてもらったら懐かしいママの味がした


マユは肝臓も良くなり続いていたFIPの投薬も終り、あとは来月の検査を待つだけです
ここで問題なければ治療はおしまいです😊

こんなふうにマユはいろんな経験をしていろんな気持ちが出てきました


マユのいろんな気持ちをドンと受け止めて、うれしい&楽しい気持ちを増やしてくれる人が家族になってくれたらいいな~



あっ…隠してもバレるので正直に言っておきます

マユはかなりヤンチャです
動きがかなり激しいです
朝晩の運動会が日課で夜中もうるさいです
上がれる所はどこでも上がります
物を落とします

食器も割ります

ここからはマユがなついた人限定のスペシャルメニュー


顔でも頭でも乗ってきます
突然後ろからとびついていてくるのでビックリします
猫キックが強烈です
どれも痛いです 笑

でも抱っこするとゴロゴロいって落ち着きます

そんなマユスペシャルを味わってみたい!という人が現れるのを待ってます♪