ねこに恋するお月さま
あなたの笑顔の 理由になりたい
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ねぇ

約束 なんて 目に見えないもの
でも私は その見えないものを 信じたい

あの時の あなたの ことばを
まだ 信じていたいから

それだけ、

何か 欲しいものある?



クリスマス前
ちょっと そわそわして
にこにこする あなたに
そう 聞かれたから




私にって 選んでくれたものが欲しい
選んでくれたものなら 何でも嬉しいよ?



私は前の年と 同じ答えを返した






数秒後

はぁ、と 呆れとは違う
大きなため息が ひとつ



本当に欲無いよね


なんて、想定内だとでもいうように


こういう時くらい わがままになりなさい?


なんて、苦笑いしながら
両方のほっぺたを 痛くもない力で
うにうにと ひっぱってた


















欲が無い?
わがままじゃない?












わかってないなぁ






そんなこと言われたら
また決まらないし 今から悩む…


ぐるぐる渦巻きと
むむむ、とでも
効果音がつきそうなくらい

あー とか、うー とか
ぶつぶつ言いながら
うろうろとし始める 目の前の影








私がひとり
にこにこと 笑っている顔にさえ
気づかない


もう私は 1人でもらい始めているのにね

一番の わがままなのにね















    “ あなたの時間を 私にください

      何が良いかと その少しの間でも

      私のことだけを 考えて

     悩んでくれる時が あるのなら ”






初めてのデート中
何気なく寄っただけの ゲームセンター

“私のために” と、とってくれた

あの キーホルダーのように



どんな 高価なモノよりも
どんな 稀少なモノよりも



あなたが 私に似合うだろうと
あなたが 私が喜ぶだろうと

サンタクロースを待つ 子どものように
飴玉ひとつだって 構わないのに

一生懸命に
そう 選んでくれたのならば
喜ばないはずなんて無いのに







本当に わかってないなぁ




一番の わがままなのにね





どきどき わくわくしながら
渡す その顔を

私が喜ぶ顔ををみて
恥ずかしそうに でも
それ以上に 満足そうに笑ってくれる
その顔を 私は見たいんです



さぁ

どれくらい
私のこと 考えながら悩んでくれるかな









女の子の
一番の わがままじゃないかって
女の子への
一番の 最高の プレゼントじゃないかって

私はそう、思うのだけれど




それに あなたが選んでくれたものを
身につけたら きっと
可愛いと 思ってくれるでしょう?



だって 女の子はね


大好きな人の
可愛いと 言ってくれるものを
似合うと 喜んでくれるものを
身につけたいと思うんだ



私だけの“特別”が欲しい



ね、欲張りでしょう?






普段言えない 私の
あなたへの せいいっぱいの
わがままと お願い


目の前で 唸っている
この可愛い人は

さて

この先いつ 気付くのでしょうか

月の 裏話

何かを 嫌いだ って

そう 主張することは
とても 簡単で 気持ちが良い

嫌いだと 思い込むことで
自分を 確保できる

そんな 幻想があった
何かを 嫌いに なることは
軟弱な 自分には 都合が良いから



でも
でもね

本当に 嫌いなわけじゃない

人は いつだって
嫌い を探してる
好き を探すのと
同等に

そうすることで
自分自身を 明確にする
保とうとする


弱い 自分を
小さな 自分を
守る手段

ただ逃げる 臆病者


本当に 嫌いなのは
弱い よわい

自分自身なのに



その一言も 口にできない
今はただの 月の 裏側
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