沖縄の在日アメリカ軍属の裁判で、被告が起訴内容を認めました。

昨年1月に、アメリカ軍の軍属(米軍基地で働く、軍人でない人たち)が沖縄でおこした交通死亡事故。軍属の運転する車が対向車線にはみ出し、軽自動車と正面衝突。19歳の会社員が亡くなりました。
今までなら公務中(仕事中)の事件として裁判にならなかったはずの事件です。
なぜなら日米地位協定で軍人・軍属が公務中におこした事件については、アメリカ側に裁判権があると決まっていたからです。
それが昨年11月の地位協定見直しによって「アメリカ側が刑事訴追しない場合は、日本が裁判権を行使できる」となり、今回の日本での裁判となりました。
つまり、今までなら「死亡事故をおこしたアメリカ人は裁判にかけられない、罪に問われない事件」だったわけです。(アメリカが裁判しない、としたので日本に裁判権が移ったわけですから)

この裁判で被告は起訴内容を認め「前の車を追い越そうと急ハンドルを切ったら、車の制御ができなくなった。責任は100%私にある。おわびしたい」と述べました。
ムリな追い越しが招いた交通事故。言葉は悪いですが、普通に良くある交通事故。つまり、公務中とか何とか、まったく関係ない事故です。
なのに、今までは裁判にすらなりませんでした。
地位協定が見なおされるまでに、同じような事故は何度も起きていますが、その加害者はほとんど何の罪にも問われていないのです。

さて、国会では防衛大臣の発言について、またもや揉めようとしています。
防衛大臣が沖縄県知事と会談した際、伊江島(いえじま)を「いおうじま」と良い間違えたことに対して、自民党の石破氏が「やっぱり素人だ」と国会で追求すると、息巻いています。
前の大臣から続いて「不用意発言」が多い防衛大臣ですが、この裁判に関しては発言はないようです。
それは地位協定を結んできた、自民党側も同じ。
何より「国会で追求する」と息巻く石破さんは防衛大臣(当時は防衛庁なので長官)を勤めたお人なんですけどねえ。
「発言」するところ、「追求する」ところ、間違えていませんか?

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