フィッシングに罰則が設けられることになりました。

フィッシングとはウソのメールやニセモノのサイトに誘導して、他人のIDやパスワードを不正に取得することです。
よくあるのが、銀行などの名前をかたって、「新しいサービスが始まります。以下にアクセスしてお早めにお手続くください」などメールを送り、偽りサイトに誘導。
そこでIDやパスワードなど、個人情報をを入力させる手口です。
このフィッシング。なんと、取得するだけなら「無罪」。罰則はありませんでした。(もちろん、それを使って、被害をあたえれば罪に問われます)
法律の改正案では、他人のIDやパスワードを不正入手しただけで罪に問われます。

ようやくという感じですが、今の法律は「情報」に価値をおいていません。(IDやパスワードは個人情報という情報です)
他人のお金やモノ(鞄とか車とか)を盗めば窃盗罪ですが、形のない「情報」は資産ではない。そう思ってるようです。
今回の改正も、IDやパスワードを「モノ」と同じようにとらえ「盗んだから罪になる」、というより、それによってお金を引き出したり、不正に買い物したりと「金・モノ」に被害をあたえる恐れが大きいから、ということでしょう。
やれやれ、法律は遅れてるな、と思う人も多いでしょうが、遅れてるのは法律だけでもありません。

パソコン自体の問題でパソコンが壊れた場合、メーカーは修理代を補償してくれます。
しかし、中に入っていたデータが壊れた分は補償してくれません。
何ヶ月もかけて作った書類だろうが何だろうが関係ありません。
当然メーカー側は「そこまで補償しきれない」と言うでしょうが、消費者側もそれで納得しています。
壊れたパソコンは「お金・モノ」として考えても、消えたデータを「お金・モノ」として考える気持ちが薄いのでしょう。

今後、ネットやパソコンはますます社会の中心をしめてくるようになります。
クレジットカードだけでなく、電車や買い物に気軽に使えるカードなど、お金に代わって「情報」を持ち歩くようになります。
車や家電など、身近な「モノ」も情報を持つようになります。
政治や行政だけでなく、私たち自身も「情報」とのつき合い方を考える必要があるかもしれませんね。

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