妊娠初期の6週末に会社での突然の大出血。
大泣きで、通っている病院へ電話したものの
会社近くで病院を探して診てもらうことになった私。
予約した12時はまだかまだかとソワソワしつつ
きっと今日はもう仕事できなくなると思えて
雑務をまとめたり、やりかけの仕事を整理したり
必要なデータは共有サーバーに上げて……
など、何かしら手を動かして気を紛らわした。
12時近くなり、上司に
「ちょっと体調が良くないので
会社近くの病院へ行きたいです。
急ですいませんが外出させてください」
と伝えて許可をもらって出発した。
病院は幸い、会社から近くにあり
行くのにとても助かる距離だった。
それなのに、歩いてる時や
信号待ちで立ち止まってる時など
「血が漏れないか、出血増えてしまわないか」
など、気が気じゃなかった。
気持ちは急ぎ足になりたいのに
怖くてゆっくりめに歩いて行った。
病院へ到着して問診票を書いてる最中も
涙が溢れてきて泣いてしまった。特に、
問診票の「来院理由」みたいなところを書く際に
もう涙溢れ出して恥ずかしかった気がする。
待つこと数分、声は押し殺してたものの
ガッツリ泣いて顔グシャグシャになった私が呼ばれて。
診察室に居たのは女医さんで
（前回の流産の時に女医さんに対して苦手意識が
少しあったのでちょっと変な気持ちになった；）
話もそこそこに、とりあえず診てみましょうとなり
エコー台のある部屋へ行くように言われた。
下着を脱ぐ際に、さっき替えたハズのナプキンに
また出血がついていて気持ちが焦るし泣きそうに。
そして台に乗って…………先生が
「あ、大丈夫ねー赤ちゃんの袋あるわねー」
本当に？！！！？良かっ………
いや、「心拍は？！」と思った時
「心拍も大丈夫ね。ほら見て、モニター」
モニターを見てみた。赤ちゃんの袋と、
楕円形みたいな赤ちゃんの存在が見えた。
けれど、肝心の心拍のチカチカは
涙でグシャグシャすぎた私にはあまり
よく見えかった。ちゃんと自分でも見たいのに、
涙がどんどん出てきて、とめることができなくて
うまく見えなかった。
けれど、先生が穏やかな声で心拍あるよと言って
くれたのでちゃんとそう信じることができた。
やっと………心拍が確認できたことでやっと……
落ち着くことができた。
再び診察室へ戻り、
エコー写真を見つつ説明してくれた。
そこで初めて「絨毛膜下血腫」と言われた。
◆赤ちゃんの部屋の隣に“血だまり”＝血腫がある。
◆この血腫の一部が、先ほど流れ出たのだろう。
◆この血腫が流れ出る際に、その勢いで
赤ちゃんの部屋を押し出してしまうこともある。
◆なので、今日は安静に。早退した方がいい
◆赤ちゃんが出てしまいそうな危険という意味で
「切迫流産」という診断
そんな感じの話だったと思う。
「切迫」なんて言われたの初……
今までの妊娠で言われたことなかった。
話しながら地元の病院へ渡す用の手紙？も
一緒にくれて、診察は終了。
▼その時のエコー写真（6w6d）。分かりにくいけど
真ん中が赤ちゃんの部屋＆スクスクちゃん。
その左にお部屋に沿うようにある三日月型ぽいのが
血腫らしい……。２つ……？！＆お部屋より大きい！！！；；；
病院を出て、地元の病院へすぐ電話。
「赤ちゃんちゃんと居ました！心拍もありました！」
そして絨毛膜下血腫と言われたことも話し、
数日は会社を休む方が良いかもということと
念のため明日、地元の病院へ来るように言われた。
電話中、確か再び泣いてしまって先生になだめられた。
会社へ戻って。すぐさま帰りたかったのだが……。
数日休むとなった場合用に抱えてた仕事を整理したり
午後にちょうど上司との面談を控えていたので帰らず。
そして面談で、
「実はおなかに赤ちゃんが戻ってきてくれた」ことや
「出社して大出血をしてしまったので
先ほど病院へ行ったことと、明日病院へ行くこと」
「もしかしたら会社を数日お休みしないといけないかも」
ということなどを伝えた。
前回の流産を知っているのもあってか上司は
とても心配してくれて、早退も了承してくれた。
そして、帰りは各駅停車で座ってゆっくりと……
頭の中は半分真っ白、でもスマホで
今回初めて聞いた“絨毛膜下血腫”という言葉を
ひたすら検索したりして。
帰り道のこと、あまり覚えてはいないけれど
時間はすごくかかって、家路に着いた。
⇒絨毛膜下血腫③問題点と優先順位 へ続く
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