6w6d、妊娠初期の頃。
絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)
というものを初めて知った。
 
3度めの妊娠にして初めて言われた言葉で
コレが今回の妊娠で最初に起きたアクシデント。
私の経験した流れを書いてみようと思います。
ちょっと長くなりますが、
お付き合いいただける方は参考に読んでみてください。
(ホントに長くなったので記事を分けました;;;)
 
※症状などは人によるので、以下は
出血をともなった場合の一例として
参考程度にしてもらえれば幸いです。
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いつもと同じ、満員電車の朝。
ギュウギュウな電車。いつもと同じく
揺られての通勤。いつも通り立っていた。
 
ちょうど前日に健診があり、
エコーでチカチカと光る心拍も見ていて
先生からも「順調順調」と言われたので
気持ちリラックスできていたと思う。
 
▼前日(6w5d)初診のエコー写真
こーんなに小さくて丸っこいのに
チカチカと心拍が光っていました!
 
 
会社の最寄り駅に着く頃、ふと
オシリの真下あたりが痛くなった。
駅中を、ちょっとゆっくりめに
歩きたい感じになった。
 
そして会社到着。
1人め保育園児を抱えていることで
時差勤務をしている私なので、
みんなよりも1時間早く出社。
 
ちょっと気持ち悪くもなってきていて
一休みしたくて椅子に座ろうとしたら……
オシリが痛すぎて座れない……!!
オシリの真下がやっぱり痛くて、
座ろうにも、ズキっと……いや、
ブスっと刺さるように何かある感じで座れない。
ナニコレ?!と思いつつも、
片方のオシリに重心をかけて
真ん中を浮かせる感じに斜めに座れば
とりあえず座れるのでそうした。
 
そしてみんなが出社してきて朝会をして。
10時半頃……座っていた私の下腹部に
ドンッッ!!!!!と衝撃が起きた。
 
すぐさま頭をよぎったのは
前回の繋留流産の時のこと。
自然排出の時のあの恐怖……。
 
ものすごく怖くなってトイレへ駆け込んだ。
そして個室で……ドドっとした感覚とともに
便器一面が真っ赤になって……。
 
嘘でしょ違うよねダメだってコレはダメだって
赤い血はダメだ鮮血は出ちゃダメだってば!
ヤダよ昨日ちゃんと元気だったじゃん
心拍も見えて順調って言われたでしょ
どうしてドウシテ?!
 
もうそんな感じで1人個室でパニックになってた。
量は、いわゆる生理の一番多い日くらい。
もう「終わった……」そんなこと思って
頭の中クシャグシャだったと思う。
 
どうしたら良いか分からずも
とにかく病院へ電話しなきゃと思って、
念のために持ち歩いていた
多い日用生理用ナプキンをつけて、
空いている会議室へこもった。
そして電話で
 
・状況、経緯を話した
・量はどのくらいか
・塊りのようなものは出たのか
・腹痛はあるのか
・他に変わったことはないか
 
などを話した。
話しながら大泣きしていた。
途中で先生に何度も
「見てみないとまだ分からないから
 まず少し落ち着きなさい」
のようなことを言われた気がする。
 
落ち着けるわけないけど
ちゃんと話しなきゃいけないし、
心のどこかで「きっと大丈夫!」
と希望は捨てていなかった。
というか、希望を捨ててしまったら
私どうなるか分からない予感がして。
希望を持つことだけが、唯一
自分を保てる何かだと思っていた。
 
そして先生から言われたのは
 
とにかく見てみないと判断できない。
今日は午後は外出のため休診で
午前しか診療していない。
今から会社からコチラへ向かうとなると
2時間くらいかかるよね。
間に合わないかもしれないので、
会社近くの産婦人科で診てもらって
結果を電話で教えて欲しい。
 
そういう話だった。
 
本当は信頼しているこの先生に
見てほしかったから寂しく思ったけれども、
今はそんなこと言ってられない。
会議室にこもりながら、スマホをつけて
会社近くの産婦人科を調べて電話した。
 
1件目は、いくつかの診療科がある病院で
会社の健康診断で行ったことある所だったので
道に迷わないと思って電話したが、ダメだった。
というのも、
    「うちは“婦人科”であって
       “産婦人科”ではないの。
        だからそういうのは診れない」
ということだった。言われてみればそうだけど
全然そんなの気づけなかった。
 
“ダメ”という意味の言葉を聞いてしまい、
「ああダメなのかも」なんて気もしてしまい
別の所を探しながらも涙が出てきてしまってた。
 
次を見つけても、まだ診療前だったり休診日だったり。
どんどん「ダメかも」が募ってきてしまった頃に
やっと、今診療中で電話できる病院を見つけた。
 
事情を話すと、診てくれると。
ただし予約枠が12時頃しかないから
それまでは待つように言われた。
すぐに……ではないけれど
診てもらえるところを見つけられて
一旦、自分の席へ戻った。